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私の生きる理由


私は去年、2度交通事故にあった。
どちらも車を停止している時に後ろから
ぶつかられたので過失は0だった。
正直こんなの後付けに過ぎないかもしれないが
どちらの日も前日に精神的に落ち込み
亡くなったわんこの元に行きたいと思っていた。

もちろん本気で自らの命を断つほどの
勇気は私にはなく、思っただけだ。
だが、ここよりもランディのそばにいたい
そう思っていた。

思えば自分が落ち込んでいる時、
いつもランディはそばにいてくれた。
家族よりも敏感に私の心の動きに気づき
ただそばにいてくれた。
私はそんなランディが今天国で寂しがっていないか不安だった。
あんなにフレンドリーで優しいわんこ
可愛がられないわけがないのに。

そして死にたいと思った翌日事故にあった。
1度目は後ろから追突されたが、車の後ろが
へこむ程度で済んだ。脇見運転だった。
2度目も後ろから追突され
そのまま玉突き事故になり、前も後ろも大破。
車は廃車となった。
ただ、ムチウチ程度の軽い怪我で済んでいた。

その時、私は咄嗟に死にたくないと思っていた。
まだ来てはいけないとランディに言われている、またそばにいてくれている感じがした。
ランディはすごく頑張って生きていた。
細かくは言わないが本当に壮絶だった。
それなのに頑張って長生きしてくれていた。
私も生きなくてはならない。そう思った。

苦しい時、辛い時はランディを思い出す。
死にたいではなく、生きなくてはと思う。
そうじゃないとランディに合わす顔がない。
ランディと同じくらい強く生きる。
そう心に誓ったあの日を私は忘れてはいけない。

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