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大人の旅スタイル〜タイ・バンコク〜お土産編①

マスカラ3本は関西空港

今、お土産は自分のために購入します。以前は、両親や子供たち、友人や会社の同僚などリストを作り、現地であれやこれやと思い悩むことに時間を割いていました。
ある日、お土産を配ることは自己満足以外の何ものでもないことに気付きました。
それ以来、旅先で求めるお土産は自分が本当に欲しいものと決めました。

バンコクで買いたいものNo.1ジム・トンプソン

ジム・トンプソン

JIM THOMPSON
(ジム・トンプソン)
独特の光沢を放つ希少なタイブランドの老舗
世界的に誇るタイの伝統工芸品、タイシルク。その揺るぎない地位を築いたのは、ひとえにジム・トンプソン氏の功績です。アメリカ人の彼はバンコクを訪れた際、手織りのシルクの美しさに魅力され1950年、『ジム・トンプソン』を創設。
シルク産業衰退の危機を救いました。気品溢れる洋館の旗艦店では、上質なシルクから作りだされた芸術的な品々が豊富に並びます。

キラキラかわいい街バンコクへ

旅の準備段階でどうしても行きたかった所が、ジム・トンプソンの家です。その生涯をタイシルクの普及に捧げた彼のこだわりと想いをまとった自宅で、何かを感じ取りたいと漠然と思っていました。

色彩計画に惹かれるリビング

ジム・トンプソンの家で感じたのは、豊かな色彩を享受する幸せです。
チーク材をたっぷり使った建物から見える景色は、森を想わせる緑の重なりが美しい。開口部は文字通り、壁を切り取っただけの場所、ガラスや扉で遮られることはありません。四方をぐるりと奥行きの深い廊下で囲み、雨の降り込み対策はされているようです。訪れた日の気温は37℃、エアコン設備のない室内は光を遮っているだけ少しましかな?と言うレベルです。壁に飾られているスーツ姿の涼し気なジム・トンプソン氏の写真を見て、暑さに強い人だと思いました。
彼がここで暮らしていた70年以上前は、今ほど暑くなかったのかもしれません。

シルクのクッションカバー
ブルー&ホワイト柄は食器に触発されて購入

寒色系のネイビーやブルーは我が家のモノクロームでまとめたインテリアに違和感なく馴染むと思い、購入しました。
手持ちのクッションは黒地にゴールドの柄やグレーのグラデーション、黒とグレーの千鳥格子など色を感じさせないものばかりです。

スイス製フィスバのクッション
グレイッシュパープルとグレーの組み合わせ

色数を抑えた自宅のインテリアはもちろん気に入っていますが、ジム・トンプソンのクッションで色を足し、夏に合うインテリアを演出してみました。

同じソファを初夏らしく爽やかに
ブルー&ホワイトの中央には象が描かれています
ランチョンマットは綿100%
フクシアピンクシリーズ

シルクの光沢が美しいクッションカバーを3種類、ランチョンマットはシルクではなく扱いやすい綿を2種類選びました。
フクシアピンクをインテリアの差し色、アクセントカラーにするのは初めての試みです。テーブルコーディネートと合わせて次の機会にご紹介します。
ジム・トンプソンのシルクはその発色が美しく、さらさらとした手触りも心地良く感じます。

45cm角のクッションですが、1つ置くだけで空気が変わります。
空間の中で数パーセントのアクセントカラーは視線を誘導し、印象を固定します。
黒×ゴールドをネイビー×ホワイトに変えるだけで静かな部屋に動きが加わりました。
タイシルクに惚れこみ、世界的ブランドにまで押し上げた彼の情熱、パッションがそこに在ります。

ジム・トンプソンでは他に夫のシャツを2枚(シルクと麻)購入しました。また、旅のコーディネーターを務めてくれた弟に麻のシャツを2枚プレゼントしました。

左がシルク、右が麻のシャツ

弟からは、母にお土産を託されました。

新作のバッグ

大切な旅の記憶を写真以外の形で残す術が、自分自身へのお土産だと思います。

バンコクで買いたいものNo.2ベンジャロン焼きは次の回でご紹介します。

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