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オレンジマーマレードについて

オレンジマーマレードを買った。
どうして買ったのかというと、前日に妹がパンケーキを食べたいと言い出したからだ。2、3週間前には私がパンケーキを食べたくてHM粉を買ってきて、不器用ながらにふわふわパンケーキを作った。もちろん傍にはホイップクリーム付きである。我が家ではホイップクリームは甘くない方がいい。ケーキを作ったりする時もホイップクリームは甘くない。何故なら他の材料が既に甘くて胃もたれするからだ。簡単に言うと量を食べるために甘くしないのである。あとは好みもあるかもしれない。でも奇跡的にその好みも家族で合致したのかホイップクリームは甘くしない、が定着している。
そうそう、忘れてた。食後の珈琲にホイップクリームを入れるから。という理由もあるかもしれない。私はあまり珈琲は飲まないけれど、妹が珈琲中毒で、毎日欠かさず飲んでいる。で、その食後の珈琲にホイップクリームがこれでもかと乗るのだ。
ウインナー珈琲も家で作ればホイップクリームを贅沢に盛り盛りと盛れる。で、その珈琲は甘くない方がいいらしい。
だからと言っては変だがホイップクリームには謎のこだわりをもって砂糖は入れない。もしくは気持ち入れようか程度である。
で、そんなこんなで2、3週間前にもふわふわパンケーキにメープルシロップ、ホイップクリーム乗せを食べた。
だからと言ってはなんだが、ちょっと違うものも試してみたくなってしまったのだ。妹曰く。
最初は冷蔵庫に残っていたハムと目玉焼きでも作って食事パンケーキにしようかと思っていた。
しかしふと立ち寄ったスーパーでジャムのコーナーの前を通ってしまったのだ……
あのコーナーはいつも謎の危険を感じている。絶対にパンとかヨーグルトを買わないと使わないジャム系がこれでもかと並んでいるのだ。女子の好きそうな色が瓶に入れてずらーっと並べられている……そして絶対に必要なものではないという特別感が私の目にはいつも危険に写っていた。
買っても使い切れないことが目に見えていたからというのも一つの理由かもしれない。いやたぶん6割がたいつも頭にはジャムは使い切れないまま冷蔵庫の奥に追いやられてしまう想像が過ぎるのだ。
だからいつもジャムコーナーの前はなるべく通らないようにしている。通ったとしても蜂蜜を買う時や珈琲を買う時だけだ。(近所のスーパーはジャム系と珈琲や紅茶系が隣同士の棚に陳列されていたりする)
通った時も実は目的のもの以外視界に入れないようにしている。何故なら危険だから。
何かを買う時いつも思うことなのだが、見ていなければ無いものも同然。という考えが私の中にはある。世の中に存在していても私の視界に入っていなければ無いのだ。無ければ買うことはない。そもそも無いのだから買うという概念がない。
この方法は節約したい時にも結構有効で、色々あるから悩むし欲しくなってしまう。ならば色々ある、をないにしてしまえばいいのだ。という安直な思考のもと、いつもならジャムコーナーへと足を伸ばす。
しかしこの日はそんな警戒をすっかりと忘れてジャムコーナーへと立ち入ってしまったのである。
理由を話せば簡単で、いつも行っているスーパーではないからだ。どこに何があるのか、それが手探り状態だったのだ。
スーパーでどこに何があるのか分からないというのは結構な時間のロスになると思う。急いでいたわけではないのだが、どこに何があるのか分からない以上ジャムコーナーだけでなく色々なコーナーへとずかずかと立ち入ってしまうのだ。おかげであれがないこれあったっけ……の状態になり買い物カゴは山のようになる。(ここのところコロナのおかげで3日分の食材を一度に買うが定着しているのでそりゃ買い物カゴは常にいっぱいだったりするのだが、その日は更にわをかけていっぱいだった。)
カゴが山になるにつれ、夜ご飯やら昼ご飯を3日分頭をフル回転させて考えていくにつれ、それはもう思考力は停止していく。単純に言えば考えたくない。
そんなタイミングでジャムコーナーの前を横切ってしまったからか、私の思考や視界はガバガバ。対する妹はパンケーキを楽しみにしているというわくわく感で美味しいものを食べたい欲に満ちていた。そんな姉妹がジャムコーナーの前を通ったのだ。どうなるかは想像に難くない。
ねぇねぇ、パンケーキにジャム乗せよ。
この一言が悪魔の囁きだった。
姉たる私の思考や視界は今やガバガバであり、単純なものと化していたので、パンケーキにジャムを乗せてホイップクリームを添えたらそれはもう美味たるものが食べられるだろうという想像しかできなくなっていた。
正直この想像というのも恐ろしいものである。想像してしまうと期待が膨らみ、期待が膨らめば自ずと実現させたくなってしまうという連鎖を生む。こと実現可能な想像であればあるほど。この場合パンケーキにジャムを乗せてホイップクリームを添えるというのは、思考も視界もガバガバの私には実現可能な想像であった。
実現可能であれば手を伸ばさずにはいられない。
運悪くジャムを視界に入れ、無かった存在があるものへと変わってしまった私には、ジャムを買うという選択肢が生まれてしまった。
これを後に後悔するのだが、(買ったオレンジマーマレードの賞味期限を見て)この時の私は美味しいパンケーキが食べたいという欲にまみれてしまい、妹と共に5分ぐらいジャムコーナーの前でジャムを物色していた。
そして手にしたのがオレンジマーマレードだったのである。
本当は苺やブルーベリーのジャムを買うか悩んだのだが、夏のせいか爽やかなものが食べたい欲にも常日頃かられていた姉妹は満場一致でオレンジマーマレードになった。
見るからに美味しそうなオレンジ色の瓶……手にした時は禁断のものを手にしてしまった感があって、その背徳感とパンケーキが美味しく食べられる想像とでこれまた思考はガバガバになってしまった。(まぁ後はお会計だけだったから経済的難を逃れたわけだけれど……危なかった……)
そんなこんなで手にしたオレンジマーマレード。
こいつがこれから先数週間私の思考の中心であぐらをかくなど、この時の私には予想もできていなかった。
オレンジマーマレードを手にした私はお昼にそれはもう美味しくて幸せなパンケーキを食べることしか頭になくなっていたのである。
買ってしまったならば美味しくいただくべし。
ということでその美味しいオレンジマーマレードパンケーキは買い物の次の日のお昼ご飯となった。
そういえば、どうしてオレンジマーマレードという名前なのだろう……。正直私の中ではマーマレードと言ったらオレンジだし、オレンジと言ったらマーマレードだ。でもジャムと区別するためにオレンジマーマレードという名前にしたのか?ん?あれ?
と疑問に思ったので調べてみた。
そもそもマーマレードとジャムの違いは、ジャムは果肉と果汁に砂糖を加えて作るものであり、マーマレードは果肉と果汁に加え果物の皮も入れて作られたものらしい。ようは果物の皮が入っているかいないかでジャムかマーマレードか、という呼び分けがされている模様。ふむふむ。
そしてマーマレードは皮を入れるためにある程度皮のしっかりした柑橘系の果物で作られるというのが定番らしい。オレンジとかグレープフルーツとか柚子とか。
あぁ……なるほど。だからパッケージにはオレンジマーマレードって書いてあるのか。私マーマレードはオレンジしかないものだと思っていた。だからマーマレードはオレンジなんだからパッケージにもオレンジなんて書かなくても分かるのでは?とか思ってしまっていた……すいません。
というわけで、私の思考がオレンジマーマレードに支配される一端を垣間見たところで、私はHMに卵と牛乳を加えてパンケーキを作っていた。
本当はふわふわなやつを作りたかったのだが、あれはいかんせん手間がかかる。ここまできてその手間を惜しむのかと言われそうだが、私はあえて普通のパンケーキを焼くことにした。何故なら普通をやったことがないからだ。いつもふわふわにしたいとかなんとか言って手をかけてしまうので、今回はHM粉のパッケージの裏に書いていた作り方通りに作ってみることにした。
まぁなかなかどうして料理にはそこそこの自信があるがお菓子作り系?になると私の料理スキルはレベル5になる。案の定焦げそうになるのをひやひやしながらパンケーキを作った。
もちろん甘くない生クリームは先に作って冷蔵庫でお休みしていただいているし、オレンジマーマレードはその横で満を持して待機していただいている。私の心はるんるんだ。
想像が現実になる喜びにパンケーキを裏返す手は羽のように軽い。パンケーキも軽い。家族全員分のパンケーキを焼くのは骨が折れたが、そんなこと知ったこっちゃない。私はパンケーキに生クリームを添えてオレンジマーマレードをかけたいのだ。そしてこれでもかと口内を幸せで満たしたい。欲望に突き動かされて私はパンケーキを焼いていく。ぽんぽんと焼いていく。お菓子作りレベル5故に形が歪になったり多少焦げたりしたがそれこそ知ったこっちゃない。焼ければそれでよし。
出来上がったパンケーキの山に満足した。
そしてお待ちかねの実食である。
いやもうそれは幸せな出会いだった。オレンジマーマレードのちょっとの苦味と爽やかな甘さが生クリームで中和されて絶品。思わず君が主役だと呟いた……のを誰かに聞かれたかとはっとして辺りを見回したが皆美味しい美味しいと言いながら自分のパンケーキに夢中らしくて聞かれてはいなかったと思う……たぶん。
主役に君臨したオレンジマーマレードはその後も私の舌を楽しませてくれた。
しかし、それでも、やっぱり甘いものを量食べられない私はホイップクリーム&オレンジマーマレードに飽きてしまった。ごめんなさい。
どうしようかなと思い悩んだ末にテーブルの上に徐に置かれたメープルシロップが目についた。
味変……そう、味変するだけ。私は決してオレンジマーマレードからメープルシロップに浮気しようとしているのではない。という要らない言い訳を心に、メープルシロップを手にした。
食べた瞬間想像通りの味が口内に満ちて、それはもう優勝。そう優勝だったのだ。
テーブルの上で最初は物珍しそうに家族で瓶を回してほじくられていたオレンジマーマレードは、最後にはメープルシロップにとってかわられていた。
私は何故かそこにアイドルの下克上叶わぬみたいなものを見てしまった気持ちになり少し切なくなったのである。でもメープルシロップの誘惑には勝てなくて最後の一口もメープルシロップで美味しくいただきました。ごちそうさまでした。ちゃんちゃん。と終わればオレンジマーマレードの話をしながら結局メープルシロップかい。ってなるのだけれど、そんな単純な話ではないから私はこうしてnoteに書いてみていたりする。
私はオレンジマーマレードを買ってしまったのだ。欲望のために。冷蔵庫の奥で忘れ去られてしまうという想像をいつもしていながら。
パンケーキを食べた後、急にそんな罪悪感が押し寄せてきた。そしてふつふつと使命感が湧き上がってきたのである。
この残ったアイドル下克上叶わなかったオレンジマーマレードをなんとしても使い切る。冷蔵庫の奥で忘れ去られたままにはしない。うん。と思って冷蔵庫にしまおうとした。今度オレンジマーマレードを使ったお菓子でも作ろうと。
しかしそんな悠長なことを思っていたのも束の間。ふと目を落として見つけてしまった文字に愕然とした。
開栓後要冷蔵(10°C以下)
開栓後、保存目安は2週間です。
なんてこったい。今度なんて悠長なことを言っている場合ではなかった。私の今度というのは1、2ヶ月ぐらい余裕があるのだ。その間にレシピを色々検索して……時間の空いた時にでも長閑にお菓子作りを……なんてメルヘンなことを考えていた。そんな場合ではない。開栓してしまった……。開栓してしまったのですよ、奥さん。
開栓しなければ来年の3月まで保つものが急に残りの命2週間になってしまった。えらく寿命が縮んだな……とかこれまた悠長に考えている場合ではなくなった。
うわーどうしよ。確かにオレンジマーマレードを使い切ると意気込んだし、冷蔵庫の奥で忘れ去られたままにはしないとも思った。何よりアイドルを下克上させてやりたくもなっていた。
しかしそんな急にではない。何事も準備期間というものが必要なのだ。ただでさえ腰が重い私なのに、まさかオレンジマーマレードに急かされる日が来ようとは……。これは背徳感への罰だろうか。甘美なものを手にした人間への試練なのだろうか。
兎にも角にも、開けてしまったのである。もう後には戻れない。
その日からだ。私の脳内がオレンジマーマレード一色になったのは。寝ても覚めてもオレンジマーマレード。もはや恋。自分でもなんでこんなにオレンジマーマレードに執着してるのか分からなかったが、とりあえず脳内がオレンジなのだ。オレンジマーマレード。歌でも作れそうなぐらいオレンジマーマレード。ふふふん♪きっとこのnoteを書くまでに60回以上はオレンジマーマレードって言っているし書いていると思う。
ただ歌っていても賞味期限とやらは近付いてくるだけだし、瓶の中身は減らないしなので、一度深呼吸をする。すーはー。
で、問題はこの私を夢中にさせてやまない。もはや恐怖で追い立ててくるオレンジマーマレードを賞味期限までに使い切りアイドルとして下克上させてやる方法を考えなくてはいけないのだ。使い切るのはもしかしたら簡単なのかもしれない。毎日パンやヨーグルトに使い続ければ2週間のうちに瓶は空になるだろう。でもそうじゃない。
私は使い切ることを前提に、尚且つメープルシロップを超えるアイドルにしてやらなくてはいけないのである。もはやこれは戦だ。私はオレンジマーマレードというアイドルを請け負ったプロデューサーの気分である。界隈一のアイドルに!が目下の目標となった私は、やっぱり期限の恐怖に急き立てられこれでもかとGoogle検索&クックパッド検索。
オレンジマーマレード・料理で検索したり、オレンジマーマレード・魚料理、オレンジマーマレード・肉料理、という具合に検索しまくった。
まずはメープルシロップに出来そうにないことから攻めなくては下克上できないと思ったのだ。
目を向けてもらうために人と違うことをする。これは人間社会の中でも言えることだと思う。きっとメープルシロップは魚料理にも肉料理にも使えて、合うのかもしれない。でもそれはそれで、私はメープルシロップのプロデューサーではない。あくまでオレンジマーマレードのプロデューサーなのである。
最初はオレンジマーマレードをお菓子の何某かにして良さを引き出そうと思ったりもした。マフィンに使うとかケーキに使うとか。
でも正直作るのは私である。お菓子作りレベル5の私だ。きっとオレンジマーマレードの良さなんて引き出す前にメープルシロップと戦う土俵にすら上がることができないだろう。
プロデューサーとしてその選択肢はない。
だからこそ、少しでも得意な料理で勝負をするべきだと確信していた。(本当のところこの辺りでなんで私はメープルシロップと戦っているのかよくわからなくなったし、別にそれぞれの良さがあっておっけー!みたいにローラさんテンションで行けばいいのではないかと思ってきていた。でもここまできて引き返すことはできない。何故なら賞味期限が……まぁ、別に賞味期限なんて少しぐらい過ぎても問題ないんだろうけど、そうなったら確実に冷蔵庫の奥で忘れ去られるだろうなという自信があった。なんたって私は三歩歩けば忘れる鳥頭だからだ。)
オレンジマーマレードを料理に使うと決意して、最初に作ったのが何故か鮪の漬け丼である。
私の市場調査によれば、オレンジマーマレードはかなり汎用性が高い。そして二種類の方向で主に家庭料理として使われる傾向にあるようだった。和食かイタリアン。
考えてみたら、マーマレードは果肉と果汁に皮を加えて砂糖やらなんやらで出来たものだ。いわば砂糖。ざっくり言えば糖類である。調味料のさしすせそで言えば先陣を切る砂糖なのだとあえて言いたい。
そう考えると、実はなんでも使えるのではないかと思ってきた。
で、鮪の漬け丼。お醤油との合わせ技は実に美味しゅうございました。パンケーキとか甘いものよりも私は断然こっちの方が好みだった。砂糖だと思って使うと案外なんでもほいほい入れられる気がする。それにオレンジの皮と果肉があるからかフルーティーさが増してちょっとしたレストランで出てきそうなクオリティになる。普通に鮪の漬け丼作るならオレンジマーマレードを入れると断然美味しいからおすすめしたい。漬け丼のタレとか市販のやつを使ってもそこにオレンジマーマレードを入れることで美味しさアップするのでお試しください。
ということでプロデューサーとしての最初の仕事は良い出来だった模様で、家族からも好評をいただいた。まぁそうだよな。砂糖と醤油だもんな。間違いないよな。
という感じでオレンジマーマレードと私の二人三脚ははじまったりした。
小さな瓶ひとつ使い切るのは大変だろうなとか、メープルシロップに下克上なんてできるんだろうかとか思ったりもしたが、なんだかんだ調べたり実際作っていたりすると、オレンジマーマレードの良さが分かってくるし、オレンジマーマレードを一つの調味料にしてしまえば圧倒的にその汎用性の多さに良い意味で驚く。
結局オレンジマーマレードの瓶ひとつを使い切るのはあっという間だった。
鮪の漬け丼にはじまりお肉のソースにしたり、サラダのドレッシングにしたり、王道に食パンで食べたり。どれもそこそこの出来で、家族の及第点もいただいた。
これはもうメープルシロップを超えただろう。
メープルシロップにはこの爽やかさは出せまい。なんてところまできた。
そうなると私はもう正直かなり満足していた。メープルシロップにも良さはあるけれど、私はオレンジマーマレードの良さを充分に発揮したし、何より使い切ることができたのだ。満足。満腹だし。
でもやっぱりここで思ったのは、これで目の前にパンケーキが出てきたら私はどちらをかけるか、ということだ。
答えは出ていた。
間違いなくメープルシロップをかけるのだろう。
オレンジマーマレードは味変の時である。
そう思った時、そもそもオレンジマーマレードはメープルシロップと同じ土俵になど立ってはいなかったのではないかということである。
固定概念もあるかもしれないけれど、メープルシロップは初期からパンケーキとセットだったのだ。ようはカップルである。切っても切り離せない夫婦だ。
そこにホイップクリームとかオレンジマーマレードとかが添えられる。初手の段階で土俵が違うのである。パンケーキに一番合うように作られているのがメープルシロップであり、オレンジマーマレードは変わり種のひとつなのだろう。
だからメープルシロップに下克上なんて無意味にもほどがあったのかもしれない。立ち位置が違うのだから。
そう考えるとそれこそローラさん的それぞれ良い感じ!おっけー!で全部済む気がしてきた。
何より私が納得してしまった。それが全てな気がしてしまう。もういいよ、オレンジマーマレード。あなたの良さは私が一番理解しているから。
あなたはあなたが輝ける場所にいなさい。おっけー。
というわけで、パンケーキにはやっぱりメープルシロップが一番なのだろうということ。
そしてきっと私は明日の買い物でジャムのコーナーに立ち寄りオレンジマーマレードを籠に入れるのだろう。
そして色々な調味料と同じように冷蔵庫に並べられるはずである。今度は冷蔵庫の奥で忘れ去られることはなく、最前線で私の料理を美味しくしていってくれるに違いない。
よろしくね、オレンジマーマレード。



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