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四柱推命 癸(みずのと) 恵みの雨も時には濁流となって河を氾濫させる

皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。

今日からまた一週間が始まりましたね。

四柱推命では、人が生まれた日の十干のことを日干と言って、自分自身と見ます。

十干で最後を締めくくる干が、陰の水の五行、癸(みずのと)です。

癸は、水でもシトシト降る雨の雫です。

水は水でも小さい水を示します。

強い影響力はないけれど、すべての生物の生存に水が必要なように、癸は周りを受け止める受容力を持っています。

私の経験上、癸の人は、身強、身弱問わず、受け身的な生き方、考え方をする方が多い印象があります。

それは水、特に雨のような小さな水は、水源がないと途絶えてしまうという本来の成り立ちからだと思われます。

癸の人は、水源になってくれる、頼れる印星のような方の存在,があってこそ、自分らしく輝くことができる干だと私は思います。

そして、雨が場所を選ばず降るように、癸の人は基本的には、平等に愛を与える奉仕精神の持ち主です。

また、水に形がなく、一つの場所に留まらずに流れていくように、気持ちが変わりやすく、周りに影響されやすい面も持っています。

どなたのことも最初は受け入れますが、一度限界点を超えると、もう一切を拒絶してしまう、激しい面もあるように思います。

水が溜まってしまうと、コップから溢れて流れてしまうのと同じですね。

このように様々な性質や傾向を持っていますが、四柱推命は季節を重視しますので、同じ癸でも季節によって、どの部分が強く出てくるかは変わります。

癸の人は、陰の水という性質上、普段は余り自分を主張しないように見られます。

自分の意見がない訳ではありません。

自分の譲れないハードルが低いせいで、たいていのことは、周りに合わせられることができるからです。それは長所ですが、反面、自分の主張をギリギリまで本人も気が付かずに過ぎてしまい、知らず知らずに我慢をしてしまう短所でもあります。

無自覚に感情を溜め込み過ぎた癸の人は、周りが何を言っても聞く耳を持てなくなっていて、後戻り出来ない状況に陥りがちになります。

そうなると、もうハリケーン並みの暴風雨に変身して、自分も周りも壊しつくしてしまう最終結果が待っています。

自分も周りも傷つけて、修復不可能になることはお互いにとってマイナスでしかありません。

そうならないよう、癸の人は、自分の感情の違和感に早く気が付くようになることが、大切です。

おかしいと思ったことは、すぐに確認する癖をつけましょう。

後から言われても、周りの人はもうその事は忘れていて今さら、解決出来ない事が多いからです。

気になったことはその場で確認、言いたいことはその場で伝える。

癸の人は、心のモヤモヤに知らん顔は厳禁です。

雨は程よく降るからこそ、万物の恵みの雨になり、社会の役に立つことができます。

多すぎる雨になって、河を氾濫させないように、自分の感情を上手にコントロールしていきましょう。


※みんなのフォトギャラリーから写真をお借りしました。素敵な写真をありがとうございます。

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