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題名 「何もない自分」

心に風が吹き荒れて
揺らいでいくのを感じる。
何に怯えて震えているのか
そこには漠然と広がる自分への劣等感
水のない砂漠が心を埋めていく。
その場所で佇み見つめるものは
今でも先でもなく
何も見えない不安で支配された
自分が作り出す心の世界。
ただそれだけのこと…
でもその心に気がつけない自分は
心を追い詰めて傷つけていき
その刃が外へと向かっていく。
満たされない思いが
すべてを取り囲もうと必死で足掻き
もがきながらひたすら落ちていく。
生まれた時には
まだ何もなかった自分が
生きていく環境と
日々触れていくもので
少しずつ心が形成されていき
決まっている宿命と
変わり続ける運命の元で生きている。
心の中に灰を感じた時は
自分の原点に帰ってみよう。
元々は何もない心から始まった。
だから怖いこともなく
身軽な自分になるだけ。
この渇き切ってしまった心に
恵みの雨を降らせよう。
そして芽生えた心に根が張り
生まれ変わるようにまた歩き出す。

               紗羅

自由で縛られない生き方をしたいと
いつも思っています。

固定観念を捨て
囚われない心を持ち
自分や周りを見れるような人でありたい。

そして自分が成長した時に
原点に立っていた自分を忘れないこと

その思いを胸にしながら
何かある時には必ず振り返るように
しています。

いろんなものを抱え過ぎると欲が強くなる。
それはどうしても自分を縛る原因となり
心を悩ませていく…。

そうならないように
何もない自分を心に置きたいと
思っています。

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