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題名 「幻想世界」

夢と現実の狭間で何を見る。
そこに存在するのは幻の空間と
地に足をつけない自分が浮いている。
抜け出せなくて浸かる心
自らが望まずに抜け出さない心
そんな思いを行ったり来たりしていく。
何も無いことは心の片隅で知り
ただそれを打ち消し決して認めない。
この場所に佇む理由は
不安や恐れからやって来るのか
自分の存在が許せないのか
それともすべてに
諦めて抱いているのかもしれない。
今この世界に身を置いているのは
紛れもなく自分の意思であり
これが今求めている自分の領域。
いつもこうやって
試されていく旅路が訪れる。
このまま沈みゆく心と旅をする道
それとも脱して空へと駆け上がる道
揺れる思いに自分のゆく末を映し
求めていく先はこの心にあると知る。

              紗羅

逃げ出したい時もある。
見たくないこともあり
目を伏せてしまうことだってある。

生きていれば
抱く心だと思っています。

その場を回避出来たとしても
自分と向き合っていない分
すぐに壁にぶつかる。

現実の世界は
痛みを伴うことがたくさんあり
この場所へ立たない現実が増える度に
自分の痛みは増していく。

ずっとこのままでいることはなく
良き日が続くような夢物語も存在しない。

ただ夢を見たいなら
地に足をついて現実を追い
並行して一緒に進むことで
その夢は最も自分に近づいていく。

夢と現実は全く別に存在していて

現実をしっかり生きてこそ
夢を見るのが楽しくなる。

一緒にしてしまったら
ふんわりと浮いて
それは幻想のようになってしまう。

現実と向き合う心の痛みは
夢への切符を手にすることが出来る。
そんなことを考えた夜でした。

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