吹きっさらしの世界線
吹きっさらしの風が吹く空の移り変わり
風がものすごく吹いているのに
空の雲の流れは遅い。
風は冷たい。
鳥たち群れをなして飛んでいく
寒い中
ひとときの楽しさを求めに来る人は絶えない。
いろんな想いが交差する
様々な想い
待ち侘びて待ち侘びてやっと辿り着く人
急に時間が空いて飛び入りで辿り着く人
誰かからのプレゼントにより辿り着く人
友達に誘われて初めてだけど辿り着く人
そこにそれぞれの求める楽しさがあって
そこにそれぞれの求める想いが交わって
奏でられる音が
流れてくる音が
漂う音が
波のような歓声が
たとえその世界が見えなくても
それだけで心地よい。
その世界はそれでできている。
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