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冷たさと暖かさのまじ合わる場所はいつも曖昧である。 洗面器の中はいつも曖昧。 これは銭湯…
センターラインをあっちに行ったりこっちに来たり。 交通量の多い道。 信号待ちで車を停める…
終業式。 子供たちが歩道をたくさん歩いてる。 背中にはランドセル。肩には肩掛け手提げ。 …
僕の仕事は配達員。 某有名な〇〇急便でもなければ〇〇〇便でもないけれど僕はこの仕事が好き…
夕方4時。 いつも一緒に歩いてくる。 たけちゃんは80歳。近所のおばあちゃん。歳をとってい…
幼い彼女のケーキはロールケーキ。 彼女は長いロールケーキが大好きだ。 何が好きかというと…
ぼくは毎日番台にいる。 長年銭湯をやっているのだけれど今日は面白いお客さんが来た。 夕方6時。 外は暗い。 いつもは常連さんしか来ないこの時間。 女湯の扉を開ける音がする。 『いらっしゃい』ぼくは声をかける。 初めてみる顔だ。 その人は入ってくるなりニコニコしながら 『ここやってるんですか?』とたずねてくる。 『やってますよ』とぼく。 『いつもやってますか?』とまたニコニコ。 『たまに休むけどやってます。』とぼく。 そりゃそうだ。うちの銭湯は古い。