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【7/13(月)20:30】メインキャスト紹介|あなたとつくるリモート演劇『The World Tour Bridal』

札幌シェアターでは7月13日(月)に、シェアター企画では初となる長編のリモート演劇をライブ配信します。

6名のメインキャストを紹介します。

『The World Tour Bridal』には、作者 明逸人さんが思う「素顔のままで、誰もが受け入れられる関係性」が描かれています。そのコミュニティの中で、物語の中心として切りだされている6人の人物。
その6人を演じる、札幌の俳優たちを紹介していきます。
全員の魅力やエピソードを、作者である逸人さんに語ってもらいました。

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1.ウメツケンイチ(ex.fiction)/タカヒロ役

ウメツ

1983年、札幌生まれ。
北海学園大学演劇研究会で演劇をはじめ、現在は主に表方スタッフとして活動。スタッフチームex.fictionを組織。
一方で、俳優としてはパワフルな役から物静かな役までこなす二面性を持ち、札幌の出し物集団「がっかりさせ隊」をはじめ、年間通してコンスタントに舞台出演を重ねる。人呼んで、スタッフと役者の”半妖”。

ウメツとの出会いはもう17年前で、ぼくが主宰をしていたRUSH!!という劇団の手伝いをしてくれてたんです。穏やかで明るくて、人当たりがよくて、とにかく「なんていいやつなんだ!」と。
ふだん演出してて「ホラ!ウメツだとしたらさ~~」なんて言っちゃうくらい好き。今回ついにいっしょに芝居ができて、、、うれしい、、、!

ウメツの真顔に、ぼくはうっすらと影を感じていて。ぼくには真似できない哀愁がある。彼が演じるタカヒロっていう人は、優しくて、だから優柔不断、でも芯が強くて頑固、みたいな。しゃべるのも下手で、抱え込んじゃうような人。そんなイメージが、ウメツの雰囲気とドンピシャでした。
誠実な男の必死さは、かくも不器用で、愛おしいのです。


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2.飛世早哉香(OrgofA/in the Box)/カナコ役

とびせseihou

安平町追分出身。
札幌ビジュアルアーツを卒業後、劇団平成商品の旗揚げに参加。札幌ハムプロジェクトでは全国47か所公演に出演。
2016年にダンサー・俳優と結成したin the Box第1回公演で、作・演出・出演を担当。2018年には、北海道札幌と全国の演劇人を繋げていくユニットOrgofA(オルオブエー)を結成。2019年「Same Time.Next Year-来年の今日もまた-」でTGR札幌優秀賞、俳優賞を受賞。舞台出演の他、モデルとしても活動する“女優栄養士”。噺家「微笑亭乙姫」としても活動中。

飛世はもう10年くらい前、居酒屋でのお芝居で初めて会ったんだよね。「パワーのある、気持ちいい役者だなぁ」って思っていました。

実際やってみたら、パワーだけじゃなくて、細かいニュアンスで心情を表現する、とても丁寧な演技をしてくれていて。ほかのキャラがしゃべってるときに、カナコだけは「その気持ち、痛いほどわかってる」みたいなシーンが多いんだけど、そのときの飛世の表情がすごくいいんだよなぁ。

「完成してないなら覚えません」って言うから、脚本急いで書いたよ(笑)


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3.サイトータツミチ/コースケ役

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1986年生まれ、室蘭出身。
俳優として活動したり、自分で書いたひとり芝居で賞を取ったり、河原でビールを飲んだり、モンハンやったり、FF14はじめたり。ハタチのまま三十路を超えた演劇おじさん。演劇コンテストでの優勝経験があったり、リモート演劇の脚本演出をしたりと活動は多彩だが、謙虚ゆえ表に出ない。

コースケはこのグループのまとめ役。よく話を聞いてるからその分たくさんツッコむし、でも賑やかに盛り上げるっていう人。マルチプレイヤーって感じで忙しい役だけど、タツミチくんは余裕をもってやってくれる。力強さとやさしさを兼ね備えていて、とても心強いです。

キャスティングする前の仮読み合わせに参加してくれて、その時がはじめましてだったんだけど、一発で「コースケはタツミチくん!」って思った。

今回ぼくは演出でよかった。一緒に出たくない。
タツミチくん、ぜったいモテるから(笑)


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4.宮崎安津乃(劇団パーソンズ)/ミッコ役

あつの正方形

1990年1月12日生まれ。北海道士別市出身。
専門学校ビジュアルアーツで演劇の魅力に触れ、俳優活動を開始。148cmの低身長と幼い顔立ちを活かした、少年少女や中性的な役柄を得意とする。
猫がくるおしいほど好きだったり、朝までオンラインゲームに没頭したりと、マイペースに好きなことに集中していくタイプ。

劇団パーソンズから出演依頼をいただいて見せてもらった映像。そこで初めて見た彼女は、ハスキーで特徴的な声をしていて、いいなぁと思いました。その直後で見たパーソンズの舞台に彼女が見つからなくて、後で聞いたら女子高生役。「ええ!アレがそうだったのか!!」と驚いた。だって声も雰囲気も全然違うんだもの!

ミッコという役は感情が爆発したり抑えたりを、ギリギリでいったりきたりしてるから、そうとうわけが分からなくなると思うんだけど、カメレオンあつのならやってくれるでしょう。
器用さじゃなく、心のゆれで表現してくれる、そう信じられる役者です。


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5.立川佳吾(トランク機械シアター/in the Box)/ケータ役

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1981年生まれ。トランク機械シアター代表。
代表作『ねじまきロボットα』をはじめとするシリーズ作品で、毎年新作人形劇を上演。札幌のやまびこ座、こぐま座のほか保育園や学校、道外でも公演を行う。テアトルアカデミー札幌・オペレッタワークショップではこどもたちと一緒に作品をつくっている。テレビやラジオへの出演、ナレーターとしての活動など、その活動は多岐にわたる。

出会ってからもうずいぶん経ったなぁ、、、。
立川曰く、ぼくらが同じ作品をつくるのは12年ぶりだそうです。

立川は自分が納得しないと心からは動かないしっかりもの。ケータは空気に関係なくどんどん発言するお調子もの。だから最初、立川とケータはちょっと遠いかなぁと思ってました。

でも稽古をしていて、根っこは似ているのかもって思えてきた。二人とも、太い芯があって、それは周りからの影響ではゆらがない。心の中で起きてる思考とかは同じで、周りへの出方が違うだけ。

今回みたいなにぎやかな役の立川、ぼくは記憶にないんだけど、新しい挑戦をするときって、おかしなパワーが出るよね。ワクワクする。


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6.温水ちよ/ツー役

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2002年12月生まれ。札幌生まれの札幌育ち。
中学校の部活動で演劇をはじめ、高校生演劇ワークショップなどに参加しながら舞台に立つ高校3年生。札幌東区市民劇団オニオン座や、やまびこ座主催の公演にも出演。絵や音楽など、演劇以外のアートコンテンツにも明るく、興味のあるものに積極的に参加していく行動派。

今回のメンバー、最年長は立川の40歳。かたや最年少が彼女、17歳!!
でもみんな同じ年、高校時代の同級生。
不思議だけど、ちゃんとそう見えるんだよなぁ。
仮読み合わせに参加してくれたときの落ち着きようと、脚本の理解スピードに驚きました。

きっと勇気を出して参加してくれたんだろうな。なのにとても楽しそうに演じてくれる。しかもツーの役にハマってる。
公演やりましょうってなったとき、ツーは彼女一択でした。

ツーはクールで動じないように見えて、ものすごくセンシティブな人。この数か月で感じや不安とか、みなさん同様、彼女も抱えています。みなさんに一番近いのは、温水ちよ演じるツーかもしれません。

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以上、6名でした。
年もこれまでの経歴もバラバラだけど、いまだけは同級生。
オンラインじゃなかったら、みんなが集まる場所を求めた2020年じゃなかったら、絶対に集まらなかったメンバー。

この奇跡を、ぜひみなさんとも分け合えたら。
ぜひ、ご覧ください。そして、もしちょっと興味がわいたら、いっしょにやりませんか?

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