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好きなれば、牛肉なりと、かしわなりと食べい

好きなれば、牛肉なりと、かしわなりと食べい。下戸に酒を持って行っても飲まぬ。好きで食べれば、血肉になりて身が丈夫になる。丈夫になれば、神様に、痛いから治してくだされと言うことなし。

 金光教教典
 353頁
 鳩谷古市
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おはようございます。

鳩谷古市(はとや・こいち)という方は、今の岡山市の人。明治7年か8年の頃、教祖様のお広前にはじめて参拝しました。

この時、鳩谷古市さんは、自分は牛肉が好きだが「これを食べては、信心しても、神様が横にお向きあそばされますように思われます。いかがなものでございましょうか」と尋ねました。

上は、その時のお言葉です。

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文明開化で牛肉も食べるようになりましたが、それまでの人は牛肉を食べませんでしたから、当然、鳩谷さんのように思う人はあったと思われます。

教祖様は食べ物について、あれはいい、これはだめとおっしゃいませんでしたので、当時の人は助かったに違いありません。

大事なことは体が丈夫になることだというのは、なんとありがたい御教えかと思います。
牛肉好きの鳩谷さんは、ほっと安心されたことでしょう。

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牛肉に限りません。かしわでも魚でも、そして野菜でも同じです。命を頂いていることに変わりはありません。

その事を忘れず、命が生きる頂き方をしたいと思います。

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教祖様はこのあと、はじめて参拝した鳩谷さんに、信心のことや神様のことを次々と語っていかれます。

明日からそれを頂いていきます。

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