まだ間に合う!HPVワクチン接種の大切なお知らせ
10月に入りましたが、HPVワクチンの接種はまだ十分間に合います!特に9月末に1回目を接種した方に向けて、スケジュール調整をしっかり行えば、無料で3回の接種を完了することが可能です。
9月末に1回目接種した方へ:2回目は11月中に接種しましょう!
9月末に1回目を接種した方は、少なくとも接種後1ヶ月あければ2回目を接種することが可能です。9月30日に1回目を受けた人は、11月1日から2回目が打てるのです。11月末はかなりの人数が接種されることになるため、少し前倒しで11月中に接種することをお勧めします。2回目を適切に接種すれば、3回目の接種を3月末までに完了できるため、無料接種の対象となります。このスケジュールを逃さないようにしましょう。
3回目は3月中に接種しましょう!
2回目から3回目は少なくとも3ヶ月以上の間隔をあける必要があります。したがって、2回目を11月中に接種すれば、3月末までに3回目を接種でき、全ての接種を無料で完了することができます。
短縮スケジュールに対応可能!
当院が採用しているシルガード9(9価ワクチン)は短縮スケジュールに対応しています。できれば6ヶ月かけて3回打って欲しいところですが、できない場合は以下の条件で可能になります。
具体的には、
1回目から2回目は少なくとも1ヶ月以上の間隔をあける必要があります。
2回目から3回目は3ヶ月以上の間隔をあければ接種可能です。
そのため、10月に入ってからでも適切にスケジュールを組めば、全ての接種を無料期間内に完了することが可能です。
海外のHPVワクチン接種状況について
日本では現在、3回の接種が推奨されていますが、実は国によっては1回接種でも十分な予防効果が得られるという考え方が広がっています。例えば、オーストラリアでは、2023年からHPVワクチンの1回接種が推奨されています。また、イギリスでも同様に、1回接種で高い効果が期待できるという研究結果に基づき、1回接種スケジュールを導入しています。
これらの国々では、研究により1回接種でも十分な免疫反応が得られることが確認されていますが、3回接種の方が予防効果の持続性が高いとされています。日本でも2回目までの接種で一定の効果は期待できますが、できるだけ3回の接種を完了することをお勧めします。
まずは2回まで無料で接種を!
どうしても3回目が4月以降になる場合でも、2回まで無料で接種しておくことで、十分な予防効果が期待できます。1回でも効果があるとされている国もあるので、まずは2回目までを無料で受けることを優先しましょう。
4月以降の自費接種について
もし3回目が無料期間に間に合わなかった場合、4月以降に自費で接種を行うことも可能です。当院では自費接種の場合、30000円とかなり高額になります。費用負担を抑えるためにも、無料のうちにできる限り接種を完了しましょう。
HPVワクチンの接種は、将来の健康を守るために非常に重要です。早めにスケジュールを立て、無料での接種をしっかり活用してください!