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【海外観戦記】名門ユべントスを観戦し、伝統のウノゼロを目撃 | Serie A(イタリア)

北都トリノが誇る名門ユベントス

スクデット(リーグ優勝)最多36回、欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝2回を誇るユベントスFC。イタリア北部の都市トリノに本拠を構える、言わずと知れた名門クラブだ。

ユベントスFCのエンブレムアート © Maria Bobrova

2024年2月、トリノを訪れた際に念願だったセリエA(イタリア1部リーグ)を初めて観戦することに。アルプス山脈にほど近い都市だけに、呼吸のたびに白い息が出るほど寒い(気温は-3~7度くらい)。トリノは古代に起源をもち、各時代で繁栄を極めた都市とあって、由緒ある街並みが特徴だ。

トリノの景観 © Fabio Fistarol

本拠地「アリアンツスタジアム」は郊外にある

17時頃、中心部から満員バスになんとか乗り込み、スタジアムへと向かった。所要時間は50分を見込んでいたものの、渋滞につかまってしまい、1時間30分かけてスタジアムに到着。ユベントスのホーム「アリアンツスタジアム」は郊外に位置することに加え、車で向かうサポーターが多く、想定以上に時間がかかる。

試合開始の20:45まで時間があったため、スタジアムの外周を散策することに。周辺はパニーニ(生ハムやチーズのサンド)やピザといった食べ物、非公式グッズを売る屋台が連なり、賑わっていた。また、スタジアムの外周に併設する形でショッピングモールがあり、サッカー以外にも複合型施設としての機能を果たしている。

アリアンツスタジアムの入場ゲート

入場前におさえておきたい2つのポイント

グッズを購入したのち、スタジアムに入場。のちに分かったことだが、スタジアム内部では屋台のような小規模なグッズブースしかないため、グッズやおみやげを購入するならゲート入場前に公式ショップに立ち寄ることをおすすめする。また、座席カテゴリによって入場できるゲートはあらかじめ指定されているため、チケットに記載されたゲート情報を確認しておきたい。

スタジアム内部では前述したグッズコーナーやスポンサーブース(Jeepの展示など)、軽食を販売するお店がある。ピザとビール(もちろんPERONI)を購入し、スタンドへと向かった。

座席はバックスタンド1階席の左側、前から6~8列目あたりで見やすい(9,000円ほど)。試合前のウォーミングアップを横目に先ほど買ったピザとビールをいただく。

アリアンツスタジアムの様子

結果はウノゼロ。降格圏の相手にまさかの敗戦

いよいよ試合開始。この試合はエースのFWヴラホヴィッチが欠場したものの、お目当てのFWキエーザは先発出場した。前半は0-0で折り返し、後半セットプレーから先制を許した。その後、VARによるゴール取り消しもあり、試合はそのまま0-1で終了した。

選手入場直前のスタジアム

前節(24節)時点で2位のユベントスはシーズンわずか2敗、一方、対戦相手の18位ウディネーゼはここまで2勝のみ。まさかの敗戦を喫したユベントスはこの試合をきっかけに大きく調子を崩すことになるのだった……。

試合後のスタジアム(逆光で申し訳ありません)

「帰るまでがスタジアム観戦です。」

23時頃、落胆するホームサポーターとともに帰路につく。この時間になると郊外のスタジアムから中心部へと向かうバスが極端に少ないため注意。車でくるサポーターが多いのはこのためか。偶然、スタジアムから10分ほど歩いたバス停で利用者の少ないバスに乗ることができた。その後、45分かけて中心部のホテルに到着した。

旅行中を通して治安に不安を感じることはなかったものの、スリや置き引きといった軽犯罪、夜間の外出には気をつけて。“最後まで楽しいサッカー観戦”を心掛けよう。

感謝感謝です。

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