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(18)ドライカットって?


前回の記事でドライカットについて少しふれたんですが、そもそもどんな特徴があるのでしょうか?

ドライカット自体の認知度は一般の方にはそれほど高くないので、いまいちよく分からないという方が多いと思います。

ドライカットにも色々な手法(エフィラージュカットやNYドライカットなど)があって、一概にどれが良いとは言えませんが、通常のカットとの分かりやすい違いとしては、通常のカットで毛量の調整を行う際にはセニングシザー(すきバサミ)を使用するんですが、ドライカットの手法の多くはカットシザー(普通のハサミ)で毛量調整を行う点が挙げられます。

セニングシザーで髪をすいて毛量調整をすること自体は、通常のカットでは普通に行われているので特に問題があるわけではないですし、標準的な直毛の方で毛量が多い場合はセニングシザーで毛量調整をしているスタイリストは多いと思います。

ただ、クセ毛等で元々膨らみやすい髪質の方の髪を不用意にすいてしまうと、髪全体のバランスが崩れてしまい、すいて毛量を減らしたにも関わらず自宅でシャンプーして乾かしてみたら、結果的に膨張して広がるようになってしまったということは意外とあるようです。

一方でドライカットの場合は、過剰な毛量調整を行わず、毛先の収まり感を目と指先で確認しながらカットしていくため、カット直後の状態と自宅で乾かした時の髪の質感の差があまりなく、再現性が高いのが特徴になります。

次回の記事では、ドライカットの特徴を掘り下げて書いてみたいと思います☆


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