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【第四話】はじめての転職活動


転職エージェントとの電話面談

前の部署でも、求人を見たり、転職エージェントに登録するなど行動はしていました。

仕事との両立が難しいという理由(言い訳)で全く進まず。

ですが、異動して仕事内容が変わっても、仕事に対するモヤモヤは消えなかったので、今度こそは転職しようと強めに(笑)決意しました。

まず、最初にするのは、転職エージェントとの電話面談。

これまでの経歴、転職理由、やりたいこと、希望条件など色んなことを聞かれます。

転職理由は、精神的につらかったからで、全く前向きな転職ではありません。

また、田舎から都会に出たいという不順な理由もありました(笑)

やりたいことも当時は、本当になくて、将来寿退社することが目的でしたので、同じ保険業界なら苦労しないだろうと考えてました。

よく転職エージェントは上から目線でキツいと言われていますが、結論、担当の人柄によります。

1回目の転職で担当してくれた人は、すごく優しい声で、一緒に頑張りましょうというスタンスで進めてくれたので、安心でした。

他社のエージェントで担当してくれた人は、もっと積極的に応募しましょう!とか、事務職は人気なので難しいですね、など言われてキツめの印象でした。

エージェントは、合わなければ担当変更してもらうのが一番です。

電話面談のあとは、履歴書と職務経歴書の作成


履歴書や職経経歴のところは、エージェントに相談すればいい感じに書いてくれるのでそこまで苦労はしませんでした。

何より自己PRや長所を書くのが苦手でした。

今となっては、長所なんてない人はいないと思えていますが、当時は本気で自分には長所なんてないと思っていました。

父が人事の仕事をやっていたので、「私の長所って何?」と聞いて、それをそのまま書いてました(笑)

全く自分の中で納得感がないので、少し深掘りされると上手く返答できませんでした(^^;

あと、職務経歴の中にある、功績・身についたスキルを書くのも苦手。

前の部署では、精神的におかしくなり、泣いてばかりいたので、功績なんてものはありませんでした。

電話応対のスキルは、入社前よりもついたかもしれませんが、また電話の仕事をやりたくはなかったので、職務経歴初に書くのをためらっていました。

転職エージェントに相談して、何とか絞り出すことができました。

でも、書けることが少なすぎて、やっぱり電話応対スキルは書かざるをえませんでした…w

あとは、
・案件を月に何件、同時にこなしていたので、マルチタスクが得意
・感情的になっているお客様の対応を冷静にできる

そんなことを身についたスキルとして書きました。

(実際は、そんなにマルチタスクも得意ではないし、お客様の感情に100%流されて仕事してました(笑))

準備が整ったので、いざ求人へ応募!


求人に応募するときが結構ハードル高かったです。

「こんなにエントリーして面接進んだらどうしよう」、「エージェントとのやり取りが増えるの嫌だな」とか考えて応募するまでに至りません。

(実際、何十社と応募しても通ったのは、2.3社だったので、そんなに心配する必要なかったw)

転職エージェントは、求職者に少しでも早く転職してほしいので、なるべく多くの求人へ応募することを促してきました。

ですが、やりたいことが明確ではなかったので、何をポイントに求人をみればいいかわかりませんでした。

休日や福利厚生ばかりに目がいってしまってました。

自己分析をしっかりとやっていなかったことが原因です。

自分が何をやりたくて、何をやりたくないのか、得意・不得意も言語化できていなかったので、応募するべき求人の見分けがつけられていませんでした。

数十社応募して、面接が通ったのは、3社。


何となく良さそうな企業へ応募して書類が通った企業の面接へ。

こんな私でも、何社かの面接に進むことができました。

1社目は、保険代理店の損保事務
2社目は、商社の営業事務
3社目は、リフォーム会社の一般事務

もう5年位前なので、聞かれたことはあいまいにしか覚えていませんが、

  • 転職理由・現職での問題は、転職でしか解決できないのか。

  • なぜうちの会社なのか

  • これまでの経歴、身についたスキル

  • 仕事で活かせる長所

  • 入社後にやりたいこと

  • 長所と短所

  • 他社の選考状況


などなど、定番な質問が多かったですが、それでも答えられませんした。

自分の意思が固まっていなかったからです。

3社中、2社は不合格でした。

唯一同業界だった保険代理店は合格をいただきました。

早く会社を辞めたい気持ちが強かったので、2次面接に進むことに。

同業界はやっぱり強いのか、すいすいと選考が進み、無事に内定を頂くことができました。

内定を承諾するか決めたのも、転職エージェントのごり押しが決め手でした。

この時の私は、本当に自分の意思が弱く、エージェントが勧めてるから大丈夫だろうという安易な気持ちで、内定を承諾しました。

☆1回目の転職で学んだこと

  • 転職と仕事の両立は結構大変

    有給と面接日の調整の煩わしさ
    ・休みの日に面接に行くという精神的つらさ
    ・転職エージェントとのやり取り

    体力的にも精神的にも結構大変です。

  • 転職エージェントの言葉を全てそのまま受け取ってはいけない。

    エージェントは仕事としてやっているので、求職者の人生を本気で考えてくれる人は少ないと思います。
    書類作成や面接対策・企業とのやり取りはエージェントを使った方が確実に良いです。
    ですが、全てエージェント任せの転職は危険です。
    自分の意思も持ちつつ転職活動をやった方がいいです。

  • 20代半ばの転職でも、異業種への転職は難しい。

    異業種への転職は、書類選考さえも通りません。
    心が折れます。

  • 異業種への転職をめざす場合は、同時並行で同業界への応募はしない方がいい。

    完全に個人的な意見ですが、同業界への転職は比較的しやすいので、先に同業界への内定をもらえると、満足してそちらに行ってしまう可能性があるからです。

  • 自己分析は超重要

    自己分析をしていないと、転職エージェントに流される、どの求人に応募すればいかわからない、転職後に後悔する、などデメリットが満載です。

    自己分析って簡単そうで難しいので、苦労するかと思いますが、自分のためと思って深掘りしてやってみることをおすすめします。

次回は、いよいよ念願の退職~2社目に入社です!



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