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「溜めすぎるな!」-021:断捨離のために、家の中に「大腸」を作ろうと思った


断捨離のために、家の中に「大腸」を作ろうと思った


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以下は、別の某ブログに書いていた、
2023年の夏~秋にかけて決行した、
私の断捨離体験記「溜めすぎるな!」のnote版です。
📕kindle本出版予定📖
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「溜めすぎるな!」-021:

断捨離のために、家の中に「大腸」を作ろうと思った

20230815


今回の家の片づけを通して、
片付かない家は、家が便秘状態なのだ!と、最近ようやく生来の便秘を克服した私は悟ったので、

家の中に人間の大腸に相当する場所を作ろう!と考えた。


大腸は、ヒトの消化活動の最終局面を担当する臓器だ。
口から入った食べ物が胃の中でドロドロに溶け、
小腸で栄養(=食べ物の効用)が吸収された後の、
もはや効用を失った食べ物のカスがウンチなって体外に排泄される前に、
食べ物のカスから水分をリサイクルするべく水分を吸収する場所が、
大腸だ。

家は、ヒトの経済活動の身体であり、
モノを買って家に持ち込むことは、その家の住人が、
買ったモノの効用を家の中で享受するために、持ち込むのである。
モノとは、いわば、家の食べ物なのだ。 


たとえばDVDを買って、
家の中で視て楽しむうちに、視飽きてしまったならば、
すでにそのDVDの効用は吸い尽くされて、抜け殻のカスになってしまっている。
カスを自分の部屋の本棚に置き続けていることは、家が便秘しているわけだから、
人間の自然な暮らしの摂理に反することだ。


だから、
家のどこか、願わくば、家の出口に近い一角に、
「家の大腸スペース」を設けて、
効用が失われたモノの抜け殻を一時的に置いておくと、
家の中に溜まっているモノの抜け殻たちが一目で分かるので、
自分の脳内もスッキリする。
DVDやCDや、読んでしまって「もう必要ないな」と思った本を、
家の大腸スペースに一時的に溜め置いて、
まとまった量になったらブックオフなどに引き取ってもらえば、
もしかすると値が付いて、
ヒトの大腸が水分をリサイクルして吸収するように、
家計のおカネがリサイクルされて回収できる可能性が有る。
私の場合、
今回の片づけで引き取りに出したDVDの1枚に数百円の値が付き、
そのほかCDの何枚かにも僅かながら値が付いて、
購入価格のごく一部ではあるが、おカネを回収できた。
去年は、海外ドラマのDVDセットを出したら、3千数百円で引き取ってもらえた。


昔の日本の家屋は良く出来たもので、表玄関の他に勝手口がついていた。
表玄関は、ヒトの口、勝手口はヒトの肛門と考えることができる。
勝手口が付いている家は年々少なくなってきて、
それだけ日本人の生活習慣が貧しくなったことを表すかのようだが、
まだ勝手口の有る家に住んでいる恵まれた人たちは、
勝手口の近くに、家の大腸スペースを設けるとよいのではなかろうか。
マンションやアパートといった集合住宅の場合は、
玄関が口と肛門を兼ねるから、
できれば玄関の近くに、家の大腸スペースを設けられれば理想的だろう。


昭和の時代の団地やマンションと違って、現代のマンションは、
億ションですら押し入れなどの収納スペースが削られてしまい、
しかもバルコニーすら無い物件もあって、
値段と逆行してますます貧しい住まいになってしまっているが、
仮にバルコニーが有ったとしても、
バルコニーを大腸スペースにしないほうがよいと思う。

というのは、
バルコニーは家の外だからだ。

ヒトは、身体の外に排出したカス(抜け殻、ウンチ)をもう一度食べて体内に取り込むことは、ふつうは決してしないからだ。
理由は、体外に排出した排泄物は、体内に溜め置く価値や意味が無いから体外に排出したのであって、それをわざわざもう一度体内に取り込む合理的で経済的な妥当性が存在しないからだ。

家も同じだ。
バルコニーは屋外、つまり家の外なので、
バルコニーに設置した物置きの中にモノを入れても、
バルコニーにモノを出した時点で、
そのモノは家から外に排出されたことになる。

なぜなら、
バルコニーは、自然の風雨にさらされる屋外の場所であり、
そこに物置を置いたとしても、物置の中まで埃や砂が入り込み、
台風などの暴風雨で雨ざらしになった物置の中でカビが発生したりと、
結局、バルコニーの物置の中でゴミ化(=家のウンチ化)してしまうからだ。

そんな汚れてカビが生えたゴミを、玄関から出すためにピカピカの屋内にもう一度入れる時点で、家の中を無意味に汚すことになり、
それが無意識にイヤなものだから物置きを整理することなく、
どんどん汚れた不用品イコールゴミ(=家のウンチ)がバルコニーに溜まっていってしまうからだ。

一戸建ての場合も、屋外やガレージに物置きを設置したら、
中に入れたモノは、事実上、自然の風雨に晒されて、汚れたり、ふやけたり、カビたりしてしまって、基本的に捨てるか、屋外で使用するしかなくなる。
マンションであっても一戸建てであっても、
屋外の物置に入れるのは園芸用品やアウトドア用品にとどめたほうがいいだろう。

屋内で使用して既に効用を吸い尽くしてしまった不用品は、
屋内にこしらえた「大腸スペース」に一時的に置いて「見える化」してから、どんどん戸外に排出する仕組みを家の中に作れば、
家が「モノ便秘」にならずに、家の住人の脳内も「モノの視覚情報便秘」にならずにスッキリすると思った。


🍊🍊🍊🍊🍊

ここで、私が目指す、溜めすぎるな!の方向性を今一度確認する。

モノについて
 モ① もらったモノは、基本的に捨てる。
 モ② 10年以上経ったモノは、「捨て」を検討する。

   例外:将来カネになりそうな貴金属(金・プラチナ)や、
    死んだら棺桶に入れてほしい個人的にプライスレスなモノは、
    保有し続ける。 
 モ③ つまらないモノには、近づかない。

ストレスについて
 ス① もらったストレスは、すぐ脳の外に出す。
 ス② 稼働していない人間関係は、基本的に終わらせる。
 ス③ つまらない情報には、近づかない。

このブログの目的は、還暦を目前に、
家の中と脳の中をスリム化+最適化することによって、「シニアのミニマルライフ」ならぬ
「シニアの実(み)の成るライフ」を追求することである。

アラ還の生活を、少しずつスリム化+最適化して、
「シニアの実(み)の成るライフ」を目指していく。
家の中も、脳の中も、
 
溜めすぎるな!


🌳次回につづく🌳
 
🌳ものぐさゆえ、コメントにお返事できない失礼をお許しください🌳
 

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