見出し画像

NPO活動体験プログラム 認定NPO法人光楽園

市民活動サポートセンターのイノ2です。
9月16日(土)急な夏の戻りを感じる暑さとなった3連休初日、認定NPO法人光楽園のNPO活動体験プログラムに参加してきました。
今日はその様子をちょっとお届けします。


オリエンテーション

集合場所は昨年7月に移転してきた光楽園本部。
元々料亭だった建物は柱から梁まで立派な木材が使用され、木のぬくもりを感じられる建物。紫川支流が目の前にあり、川沿いは桜並木となっているので、春は花見、夏は川遊び、隣には公園と子どもたちは1年中楽しめそうな場所です。
光楽園さんの活動体験プログラムには一般の方3名が参加されます。
まずは理事長の尾籠様(通称:おごちゃん※以下、おごちゃんと呼称させていただきますが、理由は後ほど説明します。)から法人の成り立ちから法人のビジョン、活動内容など説明いただきました。ここでは、法人のビジョンについて、書かせていただきます。

光楽園のビジョン(こどものいのちが輝く共生社会を実現する)

こどものいのちが輝く共生社会とは

  1. 全てのこどもが自分の生命(いのち)を豊かに育み、他の生命(こども・おとな・自然の生命)を尊重し共に生きていく社会

  2. こどものいのちをまんなかにして、地域のおとなが家族のように縁を紡ぎ(つむぎ)助け合いながら支える社会

こども家庭庁のかかげる「こどもまんなか社会」の半歩先の社会を目指しています。

施設見学ツアーへ出発

おごちゃんから説明していただいた後に、光楽園さんの運営する施設を巡ってきました。
本部(みんなの光楽園 あおば)に始まり、近所にあるみんなの光楽園 そら、志井にある田園風景が望めるおひさまいっぱい光楽園など、全部で4カ所を案内していただきました。他にも夏休み限定の学童保育施設もありましたが、時間の都合上見学できずに残念。

みんなの光楽園 あおば(本部)の室内
みんなの光楽園 そら(児童発達支援)
おひさまいっぱい光楽園(認定こども園)
おひさまいっぱい光楽園の園庭

本部の居間は、ボルダリングのできる壁と落下時の衝撃吸収用のマット(こだわりの高いやつ)。3階まで吹き抜けになっているので、壁の上に丈夫な網を設置して、壁を登って2階に行けるように計画中とのこと。こどもたちの心が落ち着くように、壁の色までこだわった屋根裏自習室。他の施設でもみんなの光楽園そらでは手作りのウッドデッキに砂場、おひさまいっぱい光楽園は、簡易プールがあったりと、こどもたちがおもいっきり遊べるような環境づくりに力を入れていることを感じました。おひさまいっぱい光楽園で提供される給食はオーガニック玄米菜食給食、動物性たんぱく質を排除した献立になっており、食にもこだわりを感じます。特別に給食を頂きましたので最後に紹介します。

施設を巡って印象に残ったのは、こどもたちが理事長のことを"おごちゃん"と呼んでいたこと、オリエンテーションのときに職員・こどもたちから”おごちゃん”と呼ばれているので、そのように呼んでくださいと言われましたが、大人になって目上の人に対してあだ名で呼ぶことに抵抗はありましたが、会う人(おとなもこどもも)全員”おごちゃん”と呼んでいたことは驚きました。
光楽園さんは自然、食、共生など素晴らしい特色を持って運営されていますが、それは他に活動している団体もそれぞれの特色をもって活動しているので、どれが正解とは言えませんが、どうしても団体となると内部での上下関係や壁が生まれると思います。しかし、”おごちゃん”を”おごちゃん”と呼ぶことで、おとなもこどもの壁をなくす環境づくりをしているからこそ、おごちゃんの想いに職員は共感しついていくし、おごちゃんの想いがこどもたちに伝わっていくのかなと感じました。

ツアー後の給食

こだわりのオーガニック菜食給食

今回は特別におひさまいっぱい光楽園で提供している給食を体験させていただきました。
献立は玄米、味噌汁、山菜の和物、ナスのパン粉揚げ。
玄米はいつ食べた方憶えてないぐらい久々に食べましたが、とても美味しく、おかずも野菜だけとは思えないほど満腹感にいっぱいになる内容でした。ファストフードが身近な存在になっている現代で、毎日この食事をいただける職員やこどもたちはうらやましいです。
家が近ければ自分のこどもも通わせたい。
そう思える施設に食事、職員とこどもたちの関係、環境づくりでした。これが正解とは言いませんが、光楽園さんのように独自の想いを持って運営する団体、施設が増えることで、こどもたちにとって、いや社会全体にとってより良い社会が作られていくと素敵なことだなと思いました。

今後の流れ

今後予定が決まっているのは10月のリズムと遊びを楽しむ会(運動会)への参加。
これもおごちゃんのこだわりで、こどもたちを競わせるわけではないので、運動会と呼称はしないとのこと。
それ以外は参加してくれた方と日程を合わせて放課後デイサービスや今後始まる朝食堂にも参加していきます。

このプログラムを通して参加者が参加者なりの気づきをもって、つぎの行動につながると幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?