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4月よる会を振り返って

心は既にゴールデンウィークのあんbeです。
あっという間に4月が終わりそうですが、引継ぎのおかげ?で少し頭の中も机も整理された気がします。

さて、昨日は今年度最初のよる会。
NPOから8名、職員3名と、異動したイノさんも駆けつけてくださり、計12名で開催されました。
集合写真撮れてませんでした…(泣)

今年もよる会続けてくよ!

意思確認。
有難いことに、よる会を通じて、皆さん何かしらの学びや気づきを得ており、続けたいとのこと。
一番学ばせてもらっているのは我々だと思っています。アリガテェ

よる会では、ご新規さんも歓迎しています。
畑違いのテーマでも、考え方や具体的な手法など、学べることは沢山あります。
自身の考えをアウトプットする場としても活用いただけますし、テーマの持込みも大歓迎!
お気軽にご参加いただけますと幸いです。

気になる方は市民活動サポートセンターまでお問い合わせください。

メインテーマ

さて、今回のメインテーマは補助金について。
これまでも幾度と取り上げられてきましたが、如何せん行政の補助金は使いづらい、なんて言われます。
それは、
・補助率が低い
・使途が限定される
・短期で成果を求められる
といったところにどうやら原因があるようです。

当課では「まちづくりステップアップ事業」「NPO公益活動支援事業」と2本の補助金を持っていますが、もちろん該当するところが。
なので、どのような補助金であれば活用したいか、ご意見をいただきました。

こういう補助金なら活用したい

・備品は対象経費から除外されることが多いため、特化した補助金があると嬉しい
・備品費はある程度の規模感がほしい
・人材育成に関する研修費が出れば、将来的に講演等を通じた収益化が見込める
等々、様々なご意見がをいただきました。

また、採択団体の申請書を実例として見てみたいといったお声もあり、『採択される補助金申請書の書き方』みたいな講座もニーズはあるかもしれませんね。

余談ですが、サポートセンターでは、昨年度末、一昨年度末と、「桃太郎に学ぶ企画書の書き方」というセミナーを開催し、大変好評をいただいています。
企画書と名打っていますが、申請書の書き方の超入門編と言っても良いかもしれません。
今年度どうするかは未定ですので、サポートセンターからのお知らせを要チェックください。

こういう事業に活用してほしい

当然、我々も、熱意ある広く公益的な活動に使っていただきたいですし、補助金を使いつつ事業を収益化していき、行く行くは自立した事業としていってほしいといった目的があります。

皆さんのお話を聞きながら、ウチの補助金に思いを馳せると、色々欲張りすぎなのかなぁなんて思いました。
色んな団体さんに活用してほしい、経費は活動に直接的に使われるものだけ、補助した事業は継続してほしい、毎回ステップアップしてほしい。
至極当たり前のことを言っているつもりですが、果たしてこうした基準に当てはまる活動がどれほどあるのか。

補助金の性質(要件や対象経費等)によって、向いている法人(活動)、向いていない法人(活動)があると思うので、“何に対して出すのか”を明確にしてほしいとの声があり、そうした視点で見直す余地はあるのかな~と感じました。

また、例えば、複数年計画に補助するとして(今の仕組みではできませんが)、補助率を年々下げることで自立を促すような仕組み。

行政としては一見良さそうに感じますが、
・事業計画が立てづらい
・事業が尻すぼみになる
ということで、自立は補助率ではなく別の方法で促すのが望ましいとのこと。

要綱で全てを解決しようとするのではなく、運用にも改善点があるのは新たな視点でした。

おわりに

新しい仲間を迎え、いつの間にか一番の古株になりつつある私は、ここへ配属されて3年目。
ジョブローテーションで認証担当から協働担当に変わりました。

協働とは何ぞやみたいなところはこの2年間、特による会でテーマとして取り上げられたりして、各方面の団体の方々から色々と教えていただいているところです。
が、行政色に凝り固まった私にとって、はみ出し者の私でさえ、協働のことを考えるには一旦頭の切り替えが必要な分野でもあります。

皆さんと一緒に協働の事業をつくっていけたらなぁ~と思っていますので、これからもご指導お願いします。

おわりのおわりに

昨日の会では、使って良かった(使いやすかった)助成金を2つご紹介いただきましたので、皆さんにもお裾分けして終わりにします。

福岡県社会福祉協議会「地域活動助成」

助成期間は2年になっていますね。
お話では以前、3年で、この3年間で助成金額30万円をどう配分するも自由だったそう。今がどうなっているかは要綱をご確認ください。
イニシャルコストの掛かる事業でとても役立ち、購入した備品は今も使っているそうです。
とても自由度が高いですね!

JPBVソーシャルビジネス支援プログラム「WILL」

補助金とは少し違うかもしれませんが、金融機関の職員やファンドレイザーとともにプログラムを開発、実施するものです。
以前よる会にも参加いただいた合同会社めぐるさんのプロジェクト。

応募のハードルは高いとのことですが、参加者はそれぞれ相応の時間を費やしており、企画や資金調達計画を立てる力がかなり鍛われるようです。
活動の実施だけでなく、団体の『地力』を育てたい方にオススメかも?

ではまた。

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