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さぽのよる会 6月!

こんばんは、北九州市市民活動サポートセンター(サポセン)です。

昨夜は、月イチで開催している「さぽのよる会」6月の会でした。
今回も、あらたに2団体からの参加があったため、まずは自己紹介を兼ねた近況報告。

自己紹介といっても、これが結構盛り上がるというか、後のテーマに繋がって行ったり、その中にも考えさせられることが散りばめられていたりと、それぞれ話をしているとあっという間に1時間ほどが経過。

その後、本来のテーマのお話に突入したわけですが…
昨日は元々、「孤独・孤立」支援をテーマに、市の関係部署も含めて話をしようと事前にお知らせしていたのですが、関係部署の職員が体調不良により、急遽欠席に。
テーマどうしようか?とサポセン内で直前まで悩んでいましたが、このテーマで話をするつもりで集まってくれている方もいらっしゃるだろうし、ここで出た意見を関係部署に伝えるようにしようと、このテーマで決行!
「こういう支援があれば」とか「こういうところにも目を向けないといけない」など思いつくことを、ざっくばらんに話してもらうことにしました。

■行政の文書って分かりにくい…

まず最初に話に上ったのが、このテーマの関連の文書が、登録しているメーリングリストで流れてきたそうなのですが、誰がいつ何をするかが分からない。具体的なイメージがつきにくいので、解読してかみ砕いて下におろすのに時間がかかるということ。
法律の条文だったり、制度の周知の文書だったり、分かりやすく伝えてくれる、そういうことを担ってくれる中間支援があればと。

これ、痛いところです(苦笑)
実際、私たちも、一度読んでも意味が分からず何度も読み返したり、こういうことでしょ?と議論になったりすることもあります。
助成金情報なども、本当はもっと分かりやすくとか、こういう人に適してるよとか、きめ細かにお伝えできればと思ってはいるんですよ。だけど、なかなかそこまで至らず…
このnoteなんかで、少しずつでも拾って分かりやすく発信できるようになればなあと思ってます!

■孤立対策は予防に力点を!

これは、実際子どもに関わる事業に携わる法人さんの言葉。
孤立してしまった後の支援は、本当にものすごく労力が必要。孤立してしまう前に対策を立てていかないと、人も金も疲弊してしまう。
このような事態が生じた場合には、なんでそうなってしまったのか徹底的に議論して、そうならないために何ができるかを考えていかなくてはならない、と実際に活動を行う中で感じたことを語ってくれました。

対策というと、孤立化している人どう見つけたら、どう支援したらという話になりがちですが、その前になんとかすることを考えなければ歯止めが利かなくなるということが、ひしひしと伝わってくる言葉でした。
でも確かになんでもそうですよね。起きたものをその都度消そうとしても、永遠に繰り返すばかり。起きないようにすることを考えなければ終わりはないですよね。

■「福祉」はみんなの幸せのこと

 「小地域福祉活動計画」の調整会議での話も印象的でした。
 会議のメンバーから、「福祉」は障害者や高齢者のためではなく、みんなのいいこと・幸せのことなのに、意見を聞くのが、いつも集まっているこのメンバーだけで良いの?という発言が出たそうです。
 子どもと関わる人、勤め人として関わる人、その人たちの意見や視点をどうやっていれていけるのか、みんなで考えようと書かれているけど、多様な人の意見をどれだけ拾えるのか、会議には出られないけど、意見を出せる仕組みが必要なんじゃないのと。

 これって、この会議だけの問題じゃないですよね。自治会などに携わる人やいろいろな会合などでも、結局いつも同じメンバーという話をよく聞きます。また、「福祉」の言葉のイメージで、偏った構成になったりしていることもあるのかもしれません。

■新しいつながり作り

 話の終盤で、ひときわ盛り上がったのが、
「日本のおじさんの居場所がない。将来、おじさんのためのカフェを作りたい!」との自らの野望を語ってくれたお話。

 女性同士はいくつになっても旅行に行ったりしているけど、おじさんたちは一定の年齢を過ぎるとな~んか一緒に行動しづらくなる。
 日本人の特長かもしれないけど、少数派のものは奇異な目で見られる。そんな目で見られるのが嫌でひとり行動になってしまう。
 特定の目的がないと動きづらい。だから趣味の世界だと繋がって集まれる。
 子ども時代を取り戻してゆる~い部活のようなつながりができて、遊びに行けるいろんな場所ができれば良い。

 この話にはみんな、「なるほど!」「そういえば、うちの主人も!」などなど、いろんなエピソードが飛び出し、重たいテーマのはずだった「孤独・孤立」の話なのに、楽しかったねと和気あいあいとした雰囲気となりました。

 北九州全体ぐらいが適正規模で、その中でいろいろな繋がりができると良いといった話もありました。

 趣味の世界って、別に地域とか関係ないので、地域には出て行きづらくても、趣味の世界で新たな居場所や繋がりが見出せれば、誰もにひとつでも繋がっているところがあれば、孤独や孤立を防ぐことも繋がるのではないでしょうか。

 ということで、私が兼務で所管している、八幡西生涯学習センターでも、市民カレッジや気ままにセミナーなど、いろいろな生涯学習講座を実施しています!
 学びから活動へ繋がるものもあるかもしれませんし、学びが趣味の繋がりへ広がることもあるかもしれません。

 ちょっとでも気になるものがあったら、ぜひ受講してみてくださいね!

ラストは恒例の集合写真で

by にーやん

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