校風ギャップ

連休中の宿題になっていた校歌の歌詞暗記、音楽の時間にペーパーテストがあったらしい。渋幕は校歌をペーパーテストで覚えさせるのですね。

私の母校は入学式翌日、まだ何も教えられていない状態で体育館に集められてメガホン持った高校三年生に囲まれて「校歌、なんで覚えてねーんだ」「高三舐めてるのか」と理不尽な仕打ちを受けながら覚えさせられたものでした。学校によって差があるんだな。これが文化、これが校風。

さて、初めての中間考査まで約一週間になりました。長い期間かけて数科目ずつ行うテスト形式は初めてですが、いわゆる範囲あり試験はSAPIXのマンスリーテストで死ぬほどトレーニングしてきたので、同じようにやれば問題ないはず。SAPIX時代との大きな違いは、親が付きっきりで見るのではなく、計画を立てる段階から全て自分でやらないといけない点。PDCAを自分で回さなければなりません。

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(参考にしてはいけない)社会人のPDCA
Plan 計画、Delay 遅延、Cancel 中止、Apologize 謝罪

どんな計画を組んでどう進めていくのかお手並み拝見と眺めていたら、学校からテスト計画表なるプリントが配られて自身の学習計画を表に落とし込むことが宿題として課されて、それが現実的なプランだったか教師チェックが後日入るという万全のサポート体制があるようで。至れり尽くせりだな。

各科目の試験範囲は年間授業計画が記されたシラバスを見れば概ねわかります。もちろん計画と現実は一致しないので試験毎に微調整はあると思います。テスト計画表にはシラバスで推測して計画を立て、正式通達後に微修正する二段階で組むように記載がありました。親切な学校ですね。

「自調自考」と「自由放任」は違う。「自分で考えろ」と突き放す前に自分で考える習慣付け期間を設けてくれている、そんな感じでしょうか。印象よりもずっと面倒見の良い学校でした。説明会参加や文化祭訪問だけではわからないものです。

初めての中間試験一週間前に「試験範囲は今まで配ったプリント全部、あと世界の国名は常識だから全て覚えてきてね」とカジュアルな感じで無茶振りされて、睡眠時間を削って必死に180ヶ国以上全部覚えたのに、出題されたのはカリブ海の小さな島国だけだったという理不尽さの塊だった母校開成との差に驚いています。良い悪いではなくてね。これが文化、これが校風。

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