『 やっぱり生音に限る 』
駅の改札を出るとあの音色が聴こえてきた。
ちょうど1年ほど前でしょうか、駅前の広場でバイオリンとウッドベースの男性デュオのパフォーマンスを目にしたのは。
久しぶりだったせいか生の音がダイレクトに身体に伝わる心地よさと、
とてもイキイキと演奏する姿に思わず涙がこぼれた。
何度か彼らの演奏をする姿を見かけるようになっていて、
今日もぴょんぴょん跳ねながら軽やかに優雅にバイオリンを弾く彼と、
にこやかに楽しそうにウッドベースを鳴らす彼、伸びやかで躍動感に溢れて音がキラキラしている