改めて感じた、人と人との触れ合い
先日開催された東京駅での伊豆産直市。
東京へ行くのも久しぶりだった私。降り立つとスーツケースを引いて行き交う多くの人々に圧倒されました。
手荷物一時預かりも長蛇の列。まだまだ油断のならない社会情勢ではありますが、少しずつ懐かしい光景に戻ってきていることを感じます。
家族が関わっている縁で伊豆の産直市に訪れ、「地の物」が好きな私は伊豆から訪れた生鮮や特産品を丁寧に見て回りました。
生きている伊勢海老が特急に乗って登場すると、威勢のいい売り子さんの声で空気が色めきだちます。集まる人はみんな口々に「すごいね」「いくら?」と楽しそう。その隣では伊豆のご当地キャラが子どもたちを驚かしたり笑わしたり…。
その混沌とした空気をたくさんの人と共有する感覚は、何だか久しぶりだなとしみじみと感じました。
この秋はイベントを主催する立場を近くで見る機会が多く、「実際に人や物を集める」ことがいかにエネルギーを必要とするかを思い知らされました。
オンラインの恩恵を受ける今は、チャットやオンライン通話、ECサイトで人とのつながりもコミュニティへの参加も、欲しいものも手に入る時代。人が動いて同じ空間を共有する必要性はもしかして以前より薄れたのかもしれません。
それでも久しぶりに参加したお祭りは、やっぱり楽しい!画面越しに慎重に計算して選ぶ商品ではなく、その場にいた縁で出会うモノや人たち。
固定された自分の好みで選んだものに囲まれるのも居心地がいいけれど、時にイレギュラーな出会いがもたらす刺激が、日常に広がりをもたらしてくれて。
それがかつては意識することない当たり前だったのだなと思うと、日常が少しでも早く戻ってきますようにと改めて考えるのでした。
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