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見つめる日々

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世界と自分とを、見つめ続けた「私」の日々綴り。陽光注ぎ溢れる日もあれば暗い部屋の隅膝を抱える日もあり。そんな日々を淡々と見つめ綴る。
クリシュナムルティの日記やメイ・サートンの日記から深く深く影響を受けました。紆余曲折ありすぎの日々…
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#世界

2004年05月18日(火)

 今夜もまた真夜中に目を覚ます。この数日、まともに眠った覚えがない。だから今日はきっと朝…

2004年05月10日(月)

 真夜中に繰り返し目を覚ます。このところ、真夜中に目を覚ます時、必ず激しく咳き込んでいる…

2004年04月28日(水)

 嵐の後、空を覆っていた厚い鼠色の雲が突然、ぱっくりと口を開ける。その瞬間、目の前に現れ…

2004年04月27日(火)

 窓際に座っていると、これでもかというほどの強い風が、窓を街路樹を電線を嬲りつけてゆく音…

2004年04月19日(月)

 ここのところ目を覚ますとすぐに、私は窓を開ける。窓を開けて、全開にして、思い切り深呼吸…

2004年04月17日(土)

 朝はいつだってあっという間にやってくる。目覚めた時は闇にすっかり抱きすくめられていた世…

2004年04月12日(月)

 昼間の陽射はもう、春じゃない。額に添えた手がなければ、反射的に瞼を閉じてしまうくらいに、それは容赦なく眩しい。もうほとんど花びらの散り落ちた桜の木の下を、私は今日も自転車を走らせる。時々風に乗って、残り少ない花びらがひらひらと、私の目の前で舞っている。レンガ敷きの道の両脇には、眠るように薄桃色の花びらが重なり合って休んでいる。  娘はこの春から制服になった。紺色のダブルのブレザーとひだスカートを着た娘は、なんだかもういっちょまえの少女になったかのようで、その誇らしげな頬は少

2004年03月16日(火)

 今日もアブラムシを潰す。開きかけた新芽の、寄り添い合う葉の間々に彼らは必ず潜んでいる。…

2004年02月27日(金)

 小刻みに眠りから覚める日々。というよりも、眠って一、二時間で目が覚め、その後どうしても…

2004年02月20日(金)

 三週間くらい前から、繰り返し見る夢がある。最初にその夢を見た時は、夢を殴り捨てるように…

2004年02月19日(木)

 カーテンを開ければ広がる、今日も明るい空。ところどころに綿菓子のような雲が浮かぶ。ここ…

2004年02月10日(火)

 橙色のカーテンを開けると、まだ明けたばかりの今日の空はずいぶんと薄暗く、空一面を雲が覆…

2004年02月04日(水)

 見上げれば、いつもより濃いめの空色。その色に引きたてられるように雲があちこちにちらばっ…

2004年01月20日(火)

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