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ザ・ブルーハーツの衝撃

テレビ番組「クイズ☆正解は一年後」の企画で作られた、芸人さんたちのカバーによるザ・ブルーハーツのトリビュートアルバムが良くて、サブスクで毎日聴いております。

昨年、このトリビュートアルバムをレコーディングしてCDを作り、高速道路のサービスエリアでこっそり販売していたそうです。

それを買った人がもし番組を見てたら、赤坂のTBSまで来てくださいね!といういろいろ無茶な企画でした。毎度おもしろいですけどね。

サブスク配信してくれて、本当に良かった!でもこの企画CD、結局何枚売れたのかな?2,200円でしたっけ?高速道路のサービスエリアで買うCDの値段じゃないもんね。

Spotifyの方はこちらから。Apple Musicでも配信があったように思います。

私の推し、見取り図さんも「少年の詩」をカバーしています。

歌うまの盛山さんはもちろん、歌ヘタいじりされてたリリーさんの歌も、ピタッとはまっていい感じです。リリーさん、声質がいいですもんね。

カバーすると元の楽曲の良さがよくわかるとはよく言われることですが、このカバーアルバムでも同じことが言えます。

誰がどのように歌ってもハマる。女の子が歌ってもハマる。ヒコロヒーちゃんの歌も良かった。すごいぞブルーハーツ。

とはいうものの

私が初めてザ・ブルーハーツを聴いたのは、今はもう無い船橋西武百貨店のレコード店、WAVEでのことでした。

第一印象は最悪でした。その頃パンク&ヘビメタ大好き中学生だった私は、店内に流れる「人にやさしく」を

「パンクのフリして良い人ぶってる、ふざけた歌詞の曲」

と認識しました。なんだこれ。ガンバレ!ってどういうこと?ダッサ。カッコわる!

しかしこれが大ヒット。嫌だなーと思ってました。

でもしばらくして、「良い人がパンクやるのダサいと思ってる私の方が、ダサくないか?音楽は自由なのに!」と気づき、考えを改めたのでした。良いものは良いです。

当時の日本のインディーズ・パンクシーンは、ラフィン・ノーズのライブでの悲しい事故からずっと、良くない雰囲気のままでした。

あの雰囲気の中で「人にやさしく」を堂々と歌唱した甲本ヒロトさんは、天才だと今も思う私です。

おまけ

私たちアラフィフ世代のアンセムは、ラフィン・ノーズのGet The Gloryです。ロック好きなら誰でも歌えるはず。

これを同世代のグループ魂が、劇団大人計画の文化祭でカバーした映像が私は大好きです。ちょくちょく見てしまいます。

動画のコメントに、若いファンの子たち付いて来れてないとか書いてあるけど、良いんです。おじさんおばさんが楽しいから、これはこれで良いんです。

グループ魂でボーカルをとる阿部サダヲさんがこの動画ではドラムを叩き、いつもドラムの三宅弘城さんがたどたどしくも味のあるソロギターを弾いてます。

それにしても阿部サダヲさんのドラムの上手いこと。歌も演技も上手いし、器用な方ですね。

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