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複雑な心境

注:児童虐待の経験がある人はフラッシュバックするかもしれないので、見ないでください。

父の葬儀の日が決まり、親戚への連絡も実家近くの妹と弟が進んでやってくれて、私は呑気にさせていただいてます。

父のきょうだいはとても仲が良く、最初はご時世がら葬儀への参列を遠慮していた父の姉たちも、告別式だけは出たいと言い始めました。

それは良いのですが

父の姉たちの一人が足が悪いので、その長男が代わりに参列すると聞き、私の心はざわついています。

なぜなら彼は、幼い私にいたずらした人だから。

私が小さい頃、実家の鉄工所には父方と母方両方のいとこ達が住み込みで働いていました。

みんな優しいお兄ちゃんでした。でも、一人だけ接し方がちょっと違う人がいました。

当時小学校低学年の私は、それが何だかわかりませんでした。分かったときは親にも言えず、悔しくて密かに自分の体を粗末にしました。

それが何だかわからないうちにされた子は、自分のことを呪います。だいたい相手も「悪い子だ」みたいに言ってきますからね。親にバレたら、君が怒られるよ。悪い子だから。

SNSを見ていると、痴漢とか性的虐待とかにあった女性はそんなにいないよという言説を時々見かけます。

でもそれは敢えて言わないだけで、聞いてくれる人がいれば言う。それだけのことです。

一度お付き合いしていた人に話したことがありますが、その後は性的好奇心丸出しにされたので、もう二度と言うまいと決めました。

さて

大人になってから、彼に一度だけ会ったことがあります。何も知らない母が急に思い出したように、「あの子、今ここで働いてるんだって」と、東京のデパートの中にあるお店に立ち寄りました。

彼は私を見ても平然としていました。きっと何とも思ってないのでしょう。背が高くてスタイルも顔も美しく、自慢になりそうないとこ。

両親ももういないから、ずっとこのまま誰にも言わず胸に秘めてるつもりです。でもムカつくから、noteには書く!

小学1年生になんてことしたんだ!ちゃんと大人相手に、同意をとってやれ!変態!キモイんだよ!

以上です。これで告別式では平常心を保てそう。ありがとうnote。

#エッセイ   #ひとりごと

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