墓地が好き
先ほど、狩野英孝さんと大島てるさんが事故物件を訪ねるテレビ番組を見ました。大島てるファンの私、大好きな番組です。
家から墓地が見えたら心理的瑕疵が認められて、事故物件になるそうです。初めて知った!お線香の香りで環境的瑕疵が認められることもあるそうです。へぇー。
私は小さい頃から墓地が好きです。この世なんだけど、ちょっとだけあの世のチャンネルがあるような、あの雰囲気が好き。
なので、墓地を怖がったり気味悪がる人が多いと聞いて驚きましたが、そういえばひとつ思い当たる節がありました。
それは私が学生時代に家庭教師をしていた、とあるお宅のこと。
そのお宅は東大阪市にありました。近鉄奈良線石切駅から徒歩10分。奈良市の私の家からは通いやすい場所です。
「ただね、墓地を通って行くんで、みんな怖がって続かへんのよ」と、紹介所の人がため息。
とりあえず試しに行ってみよう。
そしてやって来たのは、夜の石切駅。石切と言えば大阪方面では大有名な霊場、石切神社の最寄り駅です。
駅前に石切神社の大鳥居があって、道端には灯篭がずらっと灯っていました。すごい。幻想的。昔話みたい。
今はどうなのか、Googleストリートビューで見てきました。
線路が高架になったので雰囲気がずいぶん変わりましたが、大鳥居と灯篭は健在でした。高架が無い頃は、この向こうに難波の街が見えました。
その後、墓地の中の道を歩いて、家庭教師のお宅に到着。墓地はお寺さんのでちゃんと管理されてましたし、全く問題無しです。
家庭教師初日、ご家族が「先生、道怖くなかったですか?」と恐る恐る聞いてきました。全然大丈夫ですと答えると、「よかったー」とお母さん。
結局、その子が高校受験合格するまでの半年間、お線香の香り(これも大好き)がする道を週に1度通い続けました。
という話を一緒に番組を見ていた娘①ちゃんにしたら、「お墓好きなんて、ママ変だよ」と言われました。
いや、お墓は好きでは無いので自分は持ちたくない。墓地の雰囲気が好きなのです。
でも私は親のお墓参りは好きだし、心の拠り所です。
後に残る子どもたちのことを考えると、樹木葬みたいに20年くらいで無くなるお墓があった方が良いかなと思う、今日この頃です。
余談
ミステリースポット、石切神社。参道のお店も個性豊かな店ばかりです。
学生の頃に友達と石切神社を訪ねた時、古い薬局の看板に「できもの」「耳鳴り」「かべつちをたべる」とありました。か、壁土を食べる?どゆこと?
noteのフォトギャラリーに、ありました。かべつちをたべる看板が。懐かしい。ヘッダー画像にしてみました。
数年経ってテレビを見ていたら、柴田理恵さんが、お母さんが理恵さんを妊娠中に壁土を食べていた話をされました。
異食症と言って、妊婦さんには割とポピュラーな病気なんだそうです。いろんな病気があるものですね。びっくり。
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