旅する日本語「寧静な時間のなかで」

東京の夜景は静かだ。
どんなに人々があわただしい状況下にあっても、それはなにひとつ変わらず、毎晩ただ静かに光を灯しつづけている。そんな光景を見ているとじぶんの心も穏やかになっていくのはきっと気のせいではなくて、どこか不安定だった心も次第に落ち着きをとりもどしていく。ただただ夜景を眺めているその時間は自分を静かに保つことができる気がして、わたしにとってなくてはならないひとときだ。

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夜になると無数の光が灯ること。夜景を見ながらひとり穏やかな時間を過ごせること。大切なひととおなじ景色を見ながら、きれいだね、といいあえること。
決して当たり前ではないその時間や幸せに、わたしたちは生かされているのだと思う。
自分が安心できる静けさにそっと寄り添ってもらうこと。世界のせわしなさにのみこまれそうになってしまいがちないまだからこそ、それを忘れずに。そしてそんな寧静な日々や時間を、これからも大切にしていきたい。

最後までお読みいただきありがとうございます✽ふと思い出したときにまた立ち寄っていただけるとうれしいです。