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アジふりゃーの逆襲

子どもの頃は、
「アジフライ?ただの魚のフライだよね?」
って思ってました。


買ってきたのり弁の上に乗ってる、薄っぺらくて油の滲んだフライを、特別美味しいとは思えなかったのです。

でも、大人になって、魚をさばくようになってから、アジフライってこんなに美味いんだ!って、それはもう、別物のような存在になったのです。

そんな、大人の私の好物アジフライ。久々に作ったので、記録しておきたいと思います。

アジを調達

近くの直売所では、一尾120円の小ぶりなアジと、一尾1,750円の特大シマアジが並んでいました。
120円のアジは小さすぎるけれど、かと言ってシマアジは大物過ぎて、わたしには荷が重い。(そもそも、シマアジってアジフライにするものなの?)

結局、いつもの庶民スーパーで、二尾297円の真アジを2パック購入。家に帰って、早速さばきます。

私は魚をさばくのはあまり上手ではありません。料理教室で教えることもあるので、最低限のことはできますが、プロの料理人がみたら、及第点もらえるかも怪しいです。
ですが、さばくこと自体は楽しいのです!

刃渡り短めの出刃包丁は、小回りが効いて使いやすいです。

①魚の水洗い

まずは、ぜいごやウロコを取り、頭を落として、内臓をかき出します。また、しっかり塩水で汚れを落とします。

素早く優しくやるのがポイントです。
ツヤツヤした身が既に美味しそう

②いざ、背開き!

ここからさばく工程。
アジフライ用に、背開きにしていきます。

なるべく骨に身が残らないように、上身と骨の間を慎重に包丁を進めていきますが、やっぱ下手くそ〜、、
一度プロに直々に習いたいものです。

あと、包丁を研ぐのも大事です。この出刃包丁は最近研いでなかったので滑りが悪い気がします。

ちなみに、食べやすさ重視で、背開きにしたものをさらに半分に切ってみたり。
どこで見たかは覚えてませんが、半分に切ってあるアジフライって、食べやすそうだったんですよ。
性格のガサツさが仕上がりに現れる

③パン粉でお化粧

さらに、衣をつける前に塩を振って、身を引き締めます。
それから、薄力粉→卵→パン粉と、衣をつけていきます。パン粉をつけたら、しばらく置いたほうがパン粉が魚の水分を吸って取れにくくなるので、5分くらい放置します。


今日は生パン粉で厚化粧


④クライマックス!油の中へ。

しばらくおいたアジを、いよいよ油の中へ!
温度は170℃くらい、しゅわぁぁ〜という音が心地よく響きます。
揚げ時間は3分ほど。いい色になったら取り出します。

美味しそうっっ!

家で食べるアジフライは格別

たまに議論になる「アジフライに何をかけるか問題」ですが、アジフライはとっても懐の深い揚げ物です。
ソースでも、醤油でも、タルタルでも、全てがベストマッチします。

そして、なんといっても衣のサクサク感、身のふわふわ感!
このふわふわ感は、さばきたて、揚げたてじゃないとなかなか味わえません。
しみじみ、美味しいなぁと思います。

魚をさばくのは最初はハードルが高いですし、私も苦手でしたが(今も得意とは言えませんが)
こんなに美味しいアジフライが家で食べれるならば、覚えてよかったと思います。

アジフライの逆襲

アジフライ、実は、こんなにポテンシャルの高い料理だったなんて!

大人になった今だからこそ、わかります。

アジフライに、逆襲された気分です。

皿の上で勝ち誇っているアジフライ

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