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わたしの道具選び放浪記

新婚当初。
独身の頃から使っていた安いフライパンで餃子を焼こうとしたら、皮がこびりついてきれいに焼けず「私は餃子も満足に焼けない女なのか・・・」と
絶望的な気持ちになったことがある。

SNSに載ってる、美しい餃子を見ては、なんでこんなにきれいに焼けるの?!と嫉妬に駆られたこともある。

しかし、答えは単純だった。

こびりつかない、良いフライパンを買えばいいだけのことだった。

今はティファールのフライパンを使っている。
厚手でしっかりしているし、餃子でもパンケーキでも、スルッときれいに焼ける。
三年くらい使っているが、フッ素加工もまだまだ健在だ。それなりに値段はしたが、いい買いもんしたなぁと思う。 

良いものはやっぱり良い

調理の道具は多岐にわたる。お菓子作りもするなら尚更。全ての道具を一級品で揃えるのは無理がある。また、プロ仕様が一般家庭でも使いやすいかと言ったらそうでもない。

(それでも、プロ仕様という言葉には魔性の魅力があって、ふらふらと吸い寄せられてしまうのだが)

安価なものの中に良いものが隠れていたりもするけど、確率的には低い気がする。
なので、調理道具は口コミを比較する、もしくは信頼できるブランドで選ぶと良いと思う。

前述のフライパンのように、単に道具のせいで失敗したとしても初心者にはそれがわからない。
自分は料理が下手だと思い込み、それで料理が嫌いになってしまうのはとてももったいないことだと思う。


私は今もそんなに道具にこだわる人間ではないけど、フライパンや鍋、オーブンなど、加熱調理に使うものは良いものを選んでいるつもりだ。
包丁とか、まな板とか、バットとかザルとかは安くてもいいと思っている。(包丁は、高いのを買ってもマメに研がないと意味がないと聞く。)

スタイリッシュな道具の恩恵


最近、私が買った道具は、松永製作所さんのマドレーヌ型だ。お菓子作りをする人の間では有名で、値段も結構する。
結構、というか、ネットで色々見た中では、一番高かった。(わたくし、清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入いたしました。笑)


素人が分不相応なものを買ってしまったとモヤモヤしていたのだが、届いた商品を見て一気に心は晴れた。

うわぁー!!!
素敵すぎるっっ
ゴールドの重厚感、色味、全てが好み!
買ってよかったぁー!!!


もともとアンティークな雑貨がスキなので、
なんかもう飾ってるだけで幸せ。ニンマリしてしまう。
しかも、使ってみたら、生地の型離れが最高。
ツルッととれて、仕上がりも表面サクッ、中ふんわり。おっおいしい!!!

見た目もよくて性格(性能)も良いなんて、
最高やないか!笑


高嶺の花に釣り合う自分になりたい


松永製作所さんのマドレーヌ型を買って、道具は見た目も大事だということに気付いた。
そして、私の道具選びのチェックポイントに「デザイン性」が加わった。

機能性が良いことは大前提だが、スタイリッシュな外見はやたらテンションが上がるものなのだ。

ただ、機能性もよくて見た目も良いものは、お高い。高嶺の花だ。(かなしいかな、なんか人間と共通するな。笑)

嗚呼、高嶺の花に見合うだけの、
料理の技術と経済力を備えたい。


私の道具選び放浪記は続く。



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