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何度も読み返して覚えていたい。

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フォローしてる方そうでない方関係なく個人的にグッと来た記事を集めています。いろんな意味で心に本当に突き刺さったものばかりです。
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#考え方

母の日に恋人を紹介したら 返ってきた言葉のこと

「生きていてくれたら、それでいいのよ」 今すぐにではなくていいから、わたしはオレンジ色が似合う人になりたい。「純粋な愛」「清らかな慕情」は、オレンジのカーネーションの花言葉。わたしが好きな言葉ばかり。そもそもわたしは言葉が好きだから、なんだっていい。けれど人に聞かれた時、答えられるようにしておかなければいけない。わたしの母ならきっとそう言うはずだ。 段々と今日が何曜日かわからなくなって、今日が何日かわからなくなる。そのままわたしは今日が何月かわからなくなるのに、大切な日の

何度もセックスをして、わたしはやっと街で手を繋げた。

周りの目が気になるようになったわけではない。周りの目の存在に気づき始めていただけだった。 「これで、十分幸せです。」 全部、強がりでした。 むしろこの気持ちを早くすくい取ってほしかった。わたしがここにいるのだから、当然わたしはあなたにとって今一番近い存在なのだと確信していた。「誰にも譲らない」と思っていたわけではない。「せめてあと1分だけこうさせて」を、何万回と繰り返していただけ。 服を脱ぐ時も、体を洗う時も。 彼はすぐそばにいた、いてくれた。 わたしが好きそうな服を選

月が吐いた溜め息を飲み込む。わたしはせめて、セックスがしたい

性欲は、なかった。 異性を見ても、心の高揚がない。 勿論、好きな人は好き。 でも好きが違う。好きが足りないわけでもない。もっと貪欲なまでに下心を剥き出しにした方が余程人間らしい。 わたしは女性でもなければ、女の子でもない。 結婚というものに押しつぶされそうになったこと、それはもしかすると少ないのかもしれない。だからといって、好きな人と結ばれる幸せを差し置いて、ただ"結婚"だけを求めている人を見ると気持ちが鬱屈する。わかったような振りをして言うことでもない。ただ誰が見ても"