何者かになろうとしなくていい。あなたにはあなたにしか出せない強さがあるから。
こんにちは！「コロンブスの魔法」のSAORIです。
人々が「強くなりたい」と願うとき。
自分のことを弱いって決めつけているかもしれない。
本当は弱い自分のことが嫌いなのかもしれない。
本当は誰よりも強く優しい人たち。
この記事はそんな人たちへの応援メッセージです。
どうして弱い自分を隠そうとするのか
仕事や恋愛で、弱さが露呈して傷付いたのかもしれない。
結婚や子育てで、弱さが露呈して愕然としたのかもしれない。
どんな理由であれ、
多くの人は「自分の弱さ」が出てくるのを
怖れたり、嫌がったりして、
ついつい隠そうとしてしまいます。
弱さを隠すときに
平気なフリをしたり、強がったりしてしまって、
自分にも他者にも嘘をついてしまいます。
顔だけ笑って、
言葉だけ「大丈夫だよ」って言ってみたり。
弱い自分を見せたくなくて、
相手を威圧したり、相手のせいにして責めてしまったり。
どうしてそこまでして、
弱い自分を隠そうとしてしまうのか。
人によって色々あるとは思うのですが、
・嫌われたくない
・がっかりされたくない
・できる人間だと思われたい
・有能な自分でありたい
・舐められたくない
・負けたくない
もっとあるかと思うのですが、
結局はプライドとか名誉みたいなエゴでしょうか。
自分をよく見せたい、優位に立ちたいみたいな。
見栄とか虚栄心って、
完璧主義の頑張り屋さんの方にとっては、
自分の価値を高めるモチベーションでもありますが、
そうやって高めてきたスキルや能力がすべてじゃない。
高めてのぼりつめてきてみて、
今どうでしょうか？どんな気持ちですか？
誇らしいでしょうか。
それとも虚しいでしょうか。
エゴや欲望って敵ではないですが、
満たしても満たしても、
本当の幸せは得られないんです。
渇望するほど欲してる、
満たされた気持ち、充足感、安心感、穏やかさ、
ゆとり、幸福、喜び・・・。
こういう精神状態になるには、
エゴや欲望を満たしてばかりの生き方をしていてはダメなんです。
弱い自分を「認める」ってどういうことなのか
弱い自分、未熟な自分、無能な自分・・・
そんな自分をダメな自分扱いしていませんか？
ダメな自分って決めているのは誰でしょうか？
そんな自分であってはならない！と、
お尻を叩いてるのは誰でしょうか？
他でもない自分じゃないでしょうか？
人は欠けてる状態で完璧なんです。
「あなたはそのままでいい」ってそういうことなんです。
弱い部分があってもいい。
できない自分がいてもいい。
ポンコツな自分がいてもいい。
そんな自分がまだいるんだなって認めるってそういうこと。
嫌いな自分がいてもいい。
嫌いな一面があっていい。
「そんな自分がいるんだな～へ～～～」
それだけでいい。
そんな自分に対して、
良いも悪いもない。そんな一面があるっていう事実が存在するだけ。
その事実を認識するだけでいいんです。
これが自分で自分を裁判官のように裁かない。
「ジャッジしない」ってやつです。
ありのままを認めるってそういうこと。
自分に得意なことがあるのと同様に、
苦手なことがあっていい。
それがありのままの自分を認めること。
これができるようになると、
他者に対しても寛容になっていけます。
他者の嫌な部分が目についても、
いちいちイライラしなくなります。
自分の「普通」を他者に押し付けて、
いちいちイライラしたりしなくなります。
自分を理解して受容できるようになると、
他者を理解して優しく受容できるようになります。
本当の強さってどういうことなのか
自分をよく見せようと強がったり、
他者を攻撃するような姿勢は、
自分で自分の弱さを受容できてない状態です。
なので精神的に未熟な状態なんです。
精神的に成熟してくるというのは、
自分で自分の弱さを受容して、
そんな自分を受け入れていくこと。
そして他者の弱さも丸ごと受け入れていくこと。
そうやっていくことで、
他者と本当の意味で支え合い、
補い合える人間関係が築けるようになります。
もちろん、
他者のすべてを丸ごと受容するのが健全な優しさではありません。
自己犠牲するのとは違います。
あくまでも健全に。フェアに。
自分も大切にしながら、他者のことも大切にしていくんです。
他者のすべてを受け入れることで、
他者をやりたい放題させて、
自分はすべてを我慢する・・・みたいな状態は
どう考えても不健全だしフェアじゃないですよね。
自分が要求をすべてを受け入れてもらって、
他者に我慢させて、
自分がやりたい放題する・・・これも違いますよね。
だから本当の強さっていうのは、
自分も他者も大切にする、調和と博愛の精神がベースになります。
自分を大切にせずに、
誰かや何かの支配や搾取を受けて自己犠牲をすることではない。
他者を大切にせずに、
一方的に要求して相手の大切なものを奪うこともしない。
お互いに自分のことも相手のことも健全に大切にし合える状態です。
フェアだから本当の意味で、自分にも他者にも優しいんです。
この優しさは深いです。
表面的な優しさではないです。
本当に健全に相手のことを思ってるからこそ、できる優しさです。
時にはお互いのために相手に対して指摘をすることもあるでしょう。
逆にお互いのために指摘を受けることもあるでしょう。
でもこの指摘って、
攻撃ではなくフラットな目線での「対話・相談・話し合い」だと思います。
お互いのために、建設的に対話していく状態がつくられます。
だから自分にとっても相手にとっても良い関係性になります。
相互成長できるとも言えます。
そして本当の意味で強いです。
強そうに見せかけるとか、強がるとか、
そういうことではありません。
信念がある強さ。
覚悟がある強さ。
「強くなろう」「強くなりたい」だけで身に付く強さではありません。
本当の意味で弱い自分とも向き合って、
深く自己理解をして、
自己受容をしたその先にある信念と覚悟から生まれる強さです。
そこに至るまでの人生経験は人それぞれ。
この強さは磨かれます。
そしてその人にしか出せないオリジナルの強さです。
ずっと磨かれ続けるので、
人生経験を積めば積むほど輝いていく強さでしょう。
この強さを身に付けていってる人は、
自分の大切なものを守れるし、
他者の大切なものも守れます。
自分のことも他者のことも、
本当の意味で大切にしていける
あり方や生き方にも繋がっていると思います。
何者かになろうとしなくていい。
あなたはあなたらしさがある。
あなたにしか出せない強さがあるから。
深い自己理解から生まれる強さと自立。
本当にやりたいことや使命発見をして、
他者や世の中に貢献できる人になりたい方へ。
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