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SNS疲れにSNS鬱?ソーシャルメディアの真相を知って使われずに使うには?(後半)

動物は敏感にお互いを比べ合い、自分の行動を少しづつ修正するよう遺伝子にプログラムされています。(Title image:raconteurより)

前半の記事では話題のドキュメンタリー映画「The Social Dilemma (ソーシャル・ダイレマ)」で定義されたソーシャルメディアの真相とその問題点を解説しました。

ソーシャルメディアは、頻度のドーパミンのフィードバックとそのループにより、非常に依存性が高いデザインになっています。AIのアルゴリズムはあなたのエンゲージメント率を高めることを一番の目的に、あなたのニュースフィードや通知を組みこんでいます。

もしソーシャルメディアの投稿や、ニュースフィードのチェックが日常になっている場合、あなたはすでに依存しているかもしれません。依存が中毒になるのは、その繰り返される行動が健康な実生活に支障をきたし始める時です。

SNS疲れやSNS鬱の対処法

ソーシャルメディアの利用時間を制限する
通知を全てオフにする
アプリをスマホから削除
まずは1週間やめてみる
ネットストーカーやネットいじめのアカウントを削除
比較してしまう友達の投稿をミュート
アカウント削除

特に「通知を全てオフにする」は、映画「The Social Dilemma (ソーシャル・ダイレマ)」の出演者たちが口を揃えてすすめています。これは私も実践したのですが、YouTubeやLineの通知も全てオフにする事で、いままで通知に反応してしまって、仕事や勉強のリズムを崩していた事に気がつきました。

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フェイクニュースの対処法

今回のコロナ渦で、先が見えない不安とソーシャルメディアのエンゲージメント率のアップから、たくさんの人がフェイクニュースを信じてしまい、意見の不一致による喧嘩や仲間割れが世界で多く見かけられました。

プロパガンダやフェイクニュースや偽情報よって偏った情報に影響され、知らないうちに二極化に加担しないための対策としてはこちらです:

YouTubeのおすすめ動画をクリックしない
Twitterで自分と反対の意見の人をあえてフォローする
過激または”美味しい”情報の信憑性に注意
ニュースは多方の媒体から情報を得る

コロナ渦のような新しい真実が毎日アップデートされ、先が見えないような状況下では、過激または”美味しい”情報が特に人気になります。それはこのような”明らかになった真実”とされるニュースはドーパミン(満たされるホルモン)をさらに私たちに与えるからです。

それらのニュースが真実ではなかったとしてもです。コンスピラシー・セオリーは収益化できるニュースとして、昨年大流行しました。

いままでマイノリティーにしか興味を持たれていなかったコンスピラシー・セオリーはコロナ渦からメインストリームになり、YouTube、facebook、Instagram、Twtterなど大手IT企業がそれらアカウントを削除しています。

このような情報の制限は「言論の自由」を制御してしまうので、逆効果になり、アメリカでは内戦につながるのではないかと懸念されています。

なぜ自分と人を比較してしまうのか?

動物は敏感にお互いを比べ合い自分の行動を少しづつ修正します。

人間も例外ではありません。でも人間は動物よりも多様性のある生き物です。100%の人が合意出来る生き方などありません。

私がロンドンに住みたいと決めたのは、19歳の時始めてロンドンを訪れた時でした。その時「ロンドンは様々な多様性が認識されていて楽で生きやすい場所だ。」と感じたからです。ロンドンに住む外国人の割合は年々増え、現在37%です。

国籍、生い立ち、価値感、人種の違う人々の中で生活する事で学んだ事は「自分をよく理解し、受け入れ、自分の人生と和解できていれば、自分と人を比較して落ち込むことはなくなる。」と言う事です。

また、考え方や価値観の違いに対してオープンマインドに好奇心を持って接する事で、あなたは流動的に変化・成長する事ができます。

私たちは自分を他者と比べて自分のポジションを測るように遺伝子にプログラミングされています。

銅メダリストはメダルをもらえなかった自分以下の人と比べて自分のメダルに満足するけれど、銀メダリストは金メダリストと比べて自分のメダルに満足できない事が多いと言う話は聞いた事があるかもしれません。

お猿さんの「タスクとご褒美の実験」では、全員のお猿さんにキュウリをご褒美としてあげていた時は全てのお猿さんはタスクに集中しました。でも一部のお猿さんだけに好物のブドウのご褒美をあげ始めたところ、キュウリしかもらえなかったお猿さんは不満を訴え、キュウリのご褒美とタスクさえも放棄し始めました。

私たちは自分より”良いご褒美をもらっているように見える人”と自分を比べると、現状に不満を感じて当たり前なのです。

もし世界人口の全員が先進国のライフスタイルを要求したら、地球の資源はそれを支える事ができず、自然環境は破壊してしまうと言われています。(世界人口全員の食料はあります。)

上には上がいるものなので、いつまでも”自分よりもご褒美をもらっているように見える人”と自分を比べ続け、自分は足りないと思う事ができてしまう。

という事は、幸せになりたかったら”自分より良いご褒美をもらっているように見える人”と自分を比べる事をいつかは意識的に止める必要があるという事です。だったら今から止めてみては?

ましてはソーシャルメディアでは現実よりも良く見えるような投稿が多いので、いいなぁと思ったら「いいね👍・❤️」をポチ!として、そのような投稿と自分を比べずに、スルーすれば良いのです。

そして、もっと世界のニュースに耳を傾けることで、人は様々な逆境や不運に見舞われても、全ては学びと捉え自分の運命を切り開く事ができると知り、全てはあなた次第だと知ります。

どうしても自分の人生との和解ができずに人と比べては自分を落としてしまうあなたは、トラウマや自己価値が低いメンタルモデルに依存しているかもしれないので、もうちょっと深いインナーワークが必要です。

チャンティング、ビパサナ瞑想、マイクロドージング、ブレスワークなどを私はオススメしています。

これらは左脳(自我の思考)と右脳(直感・集合無意識・潜在意識)の会話、心と脳の繋がりを活性化させ、あなたの命の尊さを思い出させてくれます。

全ては完璧に不完璧で、全てのことは学びであり自分のプラスになり得ると思えれば、ソーシャルメディアで比べてしまうあの人にも自然と感謝の気持ちが湧いてくるでしょう。


Eyeto ✨👁✨


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