5-MeO-DMT（最強のサイケデリクス）

こんにちは、Eyeto✨👁✨（アイトー）です。

ロンドンに戻って一人目のクライアントさんは【5-MeO-DMT】を摂取した後から”スピリチュアル・エマージェンシー”と思われる症状が一年以上続いている３４歳のイギリス人男性-A。

共通の友人を通して私に会いに来た彼は【5-MeO-DMT】体験に至る以前に、２６歳の時から５年間に渡って計６回のアヤワスカセレモニーに参加しており、サイケデリクス初心者ではなかったものの、この一回の【5-MeO-DMT】体験が彼の人生を大きく変えることになる。

👁 5-MeO-DMT 👁

【5-MeO-DMT】通称【５/ファイブ】は、北メキシコと南アメリカに生息する【Bufo Alvarius / ブーフォ・アルヴァリウス】通称【コロラドリバー・ヒキガエル】または【ソノラ砂漠ヒキガエル】の毒液に含まれる天然のサイケデリクスで、DMT（アヤワスカの主要な向精神分子）とほとんど同一のメトキシ基。シロサイビンやLSDなどその他のサイケデリクスとも構造的に類似しているが、【５/ファイブ】は最も強力な幻覚剤として知られており、一粒の塩よりも少ない量を喫煙すると一瞬のうちに全く別の現実へ撃ち放たれる。

DMTと同様にトリップの時間は短く、ドーズ（摂取量）によるがピークは１０〜２０分ほどで、長くても９０分後にはシラフ状態に戻ってくる。

【5-MeO-DMT】は少なくとも9つの種類の植物からも見つけられ、サイケデリック・メディスンとしての【5-MeO-DMT】の歴史は【ヨポ】と呼ばれる砕いた種子の形まで遡る。約3000年前からベネズエラ、コロンビア、ブラジルでの精神的な儀式のサクラメントとして摂取されていて、 1936年に化学者のホシノトシオ氏とシモダイラケンヤ氏によって始めて合成された。

この合成バージョンはしばらく”リサーチ・ケミカル”としてオンラインで購入することが出来たがイギリスでは２００２年から、アメリカでも２０１１年から違法になっている。

２０１９年にマイク・タイソンが【５/ファイブ】の体験談を各種メディアで公にしたことで知名度と需要がグンっと上がり【Bufo Alvarius / ブーフォ・アルヴァリウス】は乱獲によって絶滅の危機に瀕している。

（ソノラ砂漠ヒキガエルの保護キャンペーンTシャツ）

マイク・タイソン：「俺はヒキガエルと呼ばれるモノに出くわしたんだ。このメディスンだかドラッグだかを喫煙した。もう俺は同じ人間ではない。人生の見方が違う、人々の見方も違う。まるで死んで生まれ変わるような…考えられないこと。俺はそれを何人かに説明しようとしたよ。俺のかみさんとかに…でもそれを説明する言葉がないんだ。まるで死にかけているように従順で、謙虚で、無防備なんだけど、完全無敵なんだよ。」

私は【５/ファイブ】とは今まで縁がなくて、体験したことがないのだけれど”最も強力なサイケデリクス”として知られている事から”マッチョでヘビー級”なサイケデリクスというイメージだったので、マイク・タイソンが出てきた時は思わず笑ってしまった。イメージとピッタリ！😂

他のサイケデリクスと同様に、トラウマ、依存症、PTSD、鬱病の癒し、そして【スピリチュアル・アウェイクニング】（霊的覚醒）や神聖な体験、自我の死、浄化をもたらすとされていて【５/ファイブ】を摂取するセレモニーが世界各地で合法、アングラ共に行われてるが、臨床研究はまだほとんどされていない。

☝︎awakenthemedicinewithin.comのナターシャは【５/ファイブ】の規制が緩いオランダ、イビザ、ポルトガルで4泊5日のリトリートを開催している。

＊4泊5日の共同宿泊
＊２回の【5-MeO-DMT】セレモニー
＊制限された信念へのワーク
＊サウンドヒーリング・サウンドバス
＊治療的呼吸法
＊カカオ・セレモニー
＊ヨガ、瞑想+セレモニーの感想シェアサークル
＊個人およびグループ統合コーチング
＊ジャーナリング、サイレントウォーク、ウェルネスエクスペリエンス
ガイドラインに最適の有機栽培ベジタリアンの食事
＊セレモニーの前、最中、後の食事療法の指導
＊地元の国際空港への送迎

この４泊５日のリトリートのお値段は３３３３ユーロ（４３万６千円）

彼女はこのウェブサイトでこのようなことは言っている。

私たちが提供するもの
∞SACREDMEDICINE-あなたは知らないかもしれないけれど、この5-MeO-DMTイニシエーションとは、あなたのより深い自己とつながり、意識的な愛情のある生活を送ることが何であるかを認識することです。それはあなたが完全に異なる人生を生きなければならないという意味ではありませんが、この経験はあなたを以前は隠されていたあなたの現実の側面に目覚めさせることができます。

このトランスパーソナル・イニシエーションは、２回の5-MeO-DMTセレモニーで促進することができます。この神聖なセレモニーでは、ソノラ砂漠のヒキガエルの毒液によって、あなたはあなたの中でアクセス可能なすべての知識に目覚めます。このイニシエーションに参加した人々にはしばしば完全なリセットが起こります。破壊的な感情および精神的パターンの深い解放と、インスピレーションと変革の両方をもたらす生命力の流入を可能にする最も重要な全体的なリセットです。

このメディスンは祝福であり、安らぎ、個人の完全性、そして愛と容認の能力をより高めるものです。それはまた、最も強烈で意味のある、異世界的な経験の1つです。ですから、私たちのこのメディスンへのアプローチは、知恵と伝統が尊重される世界と、この体験の複雑な部分を統合するカウンセリングが尊重される世界、この二つの世界による相乗効果です。

クライアント-Aの場合は、イギリスの”アングラ・セレモニー”にて【５/ファイブ】を摂取した。１日で終わるセレモニーだった。体験自体はものすごく恐ろしいものでも、最も恍惚なものでもなかったが、ナターシャの言う「このメディスンは祝福であり、安らぎ、個人の完全性、そして愛と受容の能力をより高めるものです。」と言う現象はその１週間後に起きた。彼は自分はついに悟ったと思った。すべてが愛に満ちていた。多分これがブッダやキリストが経験した感覚だと確信した。しかしその高揚はたったの１日で終わり、その後はその正反対の地獄のような苦しみを１年間味わうことになる。

DMTを計１０回ほど経験しているEyetoに言わせると、DMTよりも強い物質を摂取する必要性は感じないし、作用が強ければ強烈な経験になるがリスクも増す。ヘビードラッグユーザーにとっては【５/ファイブ】の強さが必要な場合もあるようだが基本的に自然派の私にとっては強すぎるだろうと思う。（実はこのナターシャは、このようなリトリートを開催する前はアムステルダムでナイトクラブをブイブイに経営していてコカインとアルコールが習慣だった過去がある。）

サイケデリック体験は、自我を識別している部分の脳の働きを一時的に抑え、視覚に作用することで【創造主、神、統一意識】と再統合（Oneness / ワンネス）して自我の死を体験する。今までプログラムされてきたパターンがリセットされることでトラウマ、鬱病、依存症、PTSDなどの西洋医学では治療が難しいとされている症状が癒される可能性は実際にあるものの、そう簡単にいかない場合もある。

クライアントAの場合、もともと遺伝的に心配性持ちであることからPTSD（心的外傷後ストレス障害）のような症状が出た可能性もあるけれど、彼の話をよくよく聞いていて感じたことは「彼はこのような地獄を体験している”おかげ”で、とても深みのある新しいAとして誕生しつつある。」ということ。

彼は２６歳の時にアヤワスカを始めて体験した時から「精神世界の修行の道」に入った。彼はずっと癒されたかった。自分が痛みと苦しみと恐怖に対面して地獄を通り越すことができたからこそ理解できる人の痛みと苦しみと恐怖。そして愛、優しさ、慈悲、許し、分かち合いの大切さ。この地球で生きていることの奇跡と儚さ、ノンデュアリティー。

私はAに言った。

「あなたは自らこのような体験を迎え入れたのですよ。この苦しみの向こうにはかけがえのない叡智が待っているから、大丈夫、このプロセスを信じて。私が出来ることはサポートするから。」

Aは私に言った。

「ありがとう、僕もそう願うよ。いつか、この経験を本にしたいと思っているんだ。今はまだ無理だけど、希望は持っている。」

⊱⫸≪≪⧫⧫⧫⟡⟡⟡⊹⊹☽⦾☾⊹⊹⟡⟡⟡⧫⧫⧫≫≫⫷⊰

最後まで読んで頂きありがとうございました。

- Eyeto ✨👁✨

DMはこちらのインスタまたは

open.doors.of.perception@gmail.com

まで