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お花に興味がなかった私が、なぜ仕事にするまでになったのか②

大東早織です。

前回の記事の続きになります。

私は今でこそお花が大好きで、仕事にもしていたくらいです。
ブライダル系の花屋さんに約3年半勤めていて、IT系の異業種からの転職ということもあり、とても新鮮でやりがいのある仕事でした。

今はまたIT系業界に戻ってwebデザインやディレクションの仕事をしていますが、それでもたまに知り合いのツテでワークショップ講師をする際にお花に触れる機会もありますし、出かけた先に花屋さんがあると、思わず立ち寄ってしまいます。

街で新しい花屋さんがあると、買い物はしなくても不思議と行きたくなってしまうのです。

しかし私は、はじめからお花に興味があったり好きだったから、仕事にしたというわけではありません。

今回はお花に興味がなかった私が、なぜ仕事にするまでになったのか、という話を書いていこうと思います。

興味が無いまま社会人になり、そして…

社会人になり、ベンチャー系のIT会社のwebデザイナーとして働き始めて数年。

その会社は若い方も多く、社員の平均年齢は34歳くらい。
かなり自由な社風で、バランスボールを椅子代わりにして仕事をしても、
急に自分のデスクで熱帯魚を飼いだしても何もいわれない(むしろ話のネタになって盛り上がる)ところでした。

そんな自由な会社で働いている社員さんも、一般的なイメージからすると自由な方が多かったです笑。

服装も髪型も自由で、個性的な?アフロヘアーやドレッド、スキンヘッド野方もいらっしゃいました。

そこで働く同僚のデザイナーに、年上の男性だけれど話が合う方がいて、よくランチも一緒に行っていました。

結構可愛いもの(ゆるキャラやリラックマ)が好きだったり、休日には植物園や公園に出かけ、植物やお花の写真を撮るのが趣味でした。

ランチの時によく撮った写真を見せてもらいましたが、どれもすごく綺麗で特に接写が抜群に上手く、花びらが光に透けて見える繊細なディテールが美しかったのをよく覚えています。

そんな彼が、いつの日からか、写真の話を全くしなくなりました。

あんなにキラキラした目で、とても楽しそうに話していたのに。

今思うと、その辺りから心の元気が無くなってしまっていたような気がしなくもないです。

もしかしたら仕事で上手くいかないことがあったのかもしれませんし、プライベートで何かあったのかもしれません。

しかし人の感情というものに疎かった私は、彼の異変に気付かず。。
「何か最近ちょっと元気ないかも、、?」というのを少しだけ感じましたが、特に行動には起こさず。

そして、夜に行われたデザイン部全員が参加するチームミーティングを最後に、姿を表わさなくなりました。

1日、2日、3日。
無断欠勤が続き、今までそんなことをする方ではなかったので、何かがおかしい、という話が上がり、部長が家に行ってみると、、、

残念なことに、もうすでに亡くなった状態で発見されました。
彼は、自らの人生を自分の手で終わらせるという決断をしていたようでした。

次に続きます。

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