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現代医学では説明出来ない領域

「Oリングテスト」という言葉をご存知であろうか?簡単に説明すると、生体そのものをセンサーとし、対象物が体に有効or無効(有害)かどうか調べるテストだ。
やり方としては、患者は片手の親指と他の指でO(オー)の形を作る。(もう片方の手に対象物を持つ)  次に医師等がこれを開こうとする。開かない場合をプラス開く場合をマイナスとし、大きく開くほど異常があると判定する。https://www.kawai-dental.com/o_ring/

もし「怪しい…」と感じた方も、こういう療法が存在することを知るという点でも読んで頂きたい。

私は若干のアレルギー体質 (金属や花粉等) で時々病院に通っている。そこの医師がこの療法を使用していて(診察の補助的位置付け)、体に合うかどうか知りたい物があれば調べてもらっている。
「何だかこの薬が合わない気がする」等と、私は日々の生活の中で違和感を感じて生きている。なので薬をもらいに行くタイミングで、Oリングも一緒にしてもらう。あくまで私の体感だが、大体(8割位)当たる。残りは自分でも気付けなかった部分か、このテストの不確実性だ。

残念ながら「Oリングテスト」は、現在医学的根拠はなく立証されていない。
しかし人間には本能や直感というものがある。例えば子どもの食物アレルギーだが、問題になって久しい。昔は「給食は残さず食べましょう」という方針だった。だが「苦手で残していた物が実はアレルギーだった」なんてことも実際存在する。本能が「これはダメだよ」と警告しているんだと思う。

この話を全く知らない医師に話すと、怪訝な顔をされることも少なくない。なんせ相手は医学部で6年間勉強し医師国家試験に合格し、更に2年以上臨床研修医としての経験を積んだ医学の玄人だ。医学など殆ど知らない素人が「Oリングテストという療法があって…」等と話しても、当然の反応だろう。(※個人的な医師のイメージなので悪しからずご了承頂きたい)

ところが私が通っているアレルギー科のある病院で、新しい話を耳にした。全く別の病院の別の科の医師が、本格的に薬を処方する前に「薬が体に合っているかOリングで調べてもらいなさい」と患者に言っているらしいのだ。

「ほーっ( ゚д゚ )」

と驚いたのだが、なんとなく納得出来た。技術が進歩する程「何でも分かる」と思いがちだが、どうしても説明出来ない領域というのは存在するのだ。例えば日本の死因トップ3に入る癌。これは病院での治療が不可欠だが、なんと自力で治した人が何人かいるという。多分初期の段階だと思うが、「死んだ人が生き返った」という絶対にあり得ないこと以外は

現代医学では説明出来ないこと

は存在する、と私は思う。きっとOリングを勧めた医師も、勉強や経験し尽くした先でその領域に辿り着いたのではなかろうか。

例えば私は「霊感がある人」は存在すると思うが、証明の方法がない。偽物が嘘をついて人を騙そうとすることもある。「占い」もある程度は信じる。占いは統計学と言われているからだ。生まれた時に、自分の名前を画数で決めてもらった人も珍しくないだろう。

問題なのはそれを盲目的に信じて、日常生活や延いては人生に大ダメージを受けることだ。Oリングテストを紹介した私が言うのも何だが、これも証明されていないので盲信はしない方が良い。そして「非科学的なことは全く信じない」という人もいる。それはそれで個人の自由だ。ただ

「現代の技術でも説明出来ないことはある」との考え方を持つことは、決して悪いことではないと思っている。

そもそも「正しい」と信じられがちな医学ですら、何度もその歴史を塗り替えられてきた。そしてこの世に存在するもので「絶対」なんてことは殆どない。私達の日常における「良いor悪い」や「証明出来るor出来ない」は先入観にとらわれず

懐疑心を持つことが大切だ

と私は考える。この世はたくさんの不思議に満ちているのだ。


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