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新潮文庫の手触り

本を紙で読まれる方には、

それぞれ「すきな手触り」があるのではないかと思う。

私は、新潮文庫の

「ちょっと黄身がかった、指に吸い付く感じの紙」が好きだ。

三浦しをんさんの「船を編む」にも主人公が辞書の紙質にこだわる場面が出てきたが、

「あっ!やはりこういうとこまでが拘りなんだな」とうれしくなった。

目次前の、扉のところというのだろうか、葡萄の房のマークもたまらない。

「いまからあなたに実りある時間が訪れますように」

という意味だろうと理解している。

こういうのは、サッとググれば何の意図なのかはわかるのだろうが、あえて調べない。

だって、社長の◯◯が葡萄農家出身だから、とか

葡萄を食べながら本を読むのが習慣だった、とか(手がべちょべちょになるやん)だったらガッカリするから。


世の中には知らなくていいこともあるしね。


さて、今日は乃南アサさんの

「マエ持ち女二人組」シリーズを読んでいる。面白い。

実りある時間を、みなさんもお過ごしください。

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