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ピリカ目線、始動。

週一で発信をしていく。

ピリカのゆるふわエッセイ…ではなく、タイトル「ピリカ目線」に決めた。
同タイトルで音声配信ともリンクして展開していく予定なので、配信されたら聴いていただけると嬉しい。

事実はひとつなれど、解釈はいくつもあるものだ。某マンガの名セリフ、「真実は人の数ほだけあるんですよ」とは本当によく言ったものだ。
エッセイの醍醐味は、筆者の経験したことを追体験できることにある、と私は思う。

モノや事象について、私の目線で語ってはいくが、いろんな解釈が人の数ほどあると思う。それが私の「思い込み」を外す手助けをしてくれるのだ。

良かったら読んでやってください。

以前「荒ぶりエッセイ」をシリーズで書いていたのだが、その節は私憤にお付き合いいただき、本当にありがたかった。

怒りは他者と共有すると、治まっていく。
共感とはやはりすごい力をもっているのだと思う。

さて、今回の話題に入る。

あまり記事にはしていないが、私は民俗学の本を読むのが好きだ。

きっかけは、これである。

みなさんご存じ、「武器にもなる」と評されるほど厚い京極先生の超有名シリーズである。ちなみに上の作品は、作品の中でも薄めであるから、入門編としてオススメする。

もともと、うっすら「妖怪」「怪異」「民俗信仰」などには興味があったが、この作品がきっかけで専門書にも手を出すようになった。

いま読んでいるのは、これである。

陰陽五行とは、古代から脈々と受け継がれた易学の元となる考え方であり、私がやっている個性学にもエッセンスは入っている。

五行を学ぶ人がよく「五行は沼」と言われるが、まさにそうだと感じる。詳しくは書かない(いや、私の筆力では書けない)が、知れば知るほど次の疑問がでてきて、どんどん深みにはまっていくのである。

陰陽思想の有名な言葉で、
「陽も極まれば陰に転じ、陰も極まれば陽に転ず」というのがある。

陽=いいこと、陰=悪いこと、と超乱暴に仮定すれば、悪いことが重なった時は「あ、次はいいこと来るな」と思える。実際、この考え方に私はかなり救われている。

陰陽思想と、五行思想をもとに文化がおこり、信仰や各地の風習が形作られていったのだと知ると、興味が止まらない。

なにが信仰や風習の境目となるのか。
山か、谷か、海か。
なにが融合し、なにが反発するのか。

同じ九州ではあるが、沖縄と長崎ではまったく文化がちがうし、長崎県内でも島と内地は違う。

人を知り、土地を知り、その発祥を知りたい。
そして、自分の足で歩いて体験したい。

私も定年したら、フィールドワーク的なことをやりたいと思う。そのために、足腰鍛えておかなければな、と思うのであった。

ピリカグランプリの賞金に充てさせていただきます。 お気持ち、ありがとうございます!