見出し画像

臨月日記・児頭下降の自覚

PARADEさんでカレーを食べたら、「うちのカレー食べた翌日に出産になる妊婦さん、最近多いんですよ(真顔)」と言われ、その日の夜にえらく腹が張り、前駆陣痛が起こった先週の水曜日。予定日までまだあるなとたかを括っていたが、そこから妙に焦りだし、産まれるまでにと思っていたいろんなことに躍起になって向かった日々だった。あれから一週間が経つが、お子はまだお腹の中でぽこぽこ動き、内臓にジャブを入れてくる。

児頭が下がってきた自覚は出てきた。歩くと左足の付け根にもげるような痛みや恥骨痛が出たるので足の出し方に工夫がいったり、お腹が張ると腰から骨盤に響くような鈍痛が出てきたり、頻尿で夜間2時間ごとに目覚めていたのが4時間眠れるようになったり、急に異様なまでの便秘になったり、放屁が止まらなくなったりと、からだは正直にステージが変わったことを教えてくれている。

自分の前後幅とお腹の膨れている部分が変わってきていることにあまり自覚がないため、普通に過ごしていても、すれ違おうとして人とぶつかることが増えた。自分のボディイメージと実際のからだの誤差に、外部との摩擦で気づく。

鏡だと前からみた自分の姿しか見えないが、先日人が撮ってくれた写真で自分の前後幅に驚いた。でかい。今回は特に尖腹傾向なので、前回よりも生活における不便さを感じることが多かったが、客観的に自分を見ると、そりゃあそうかと納得した。

臨月のこの時期は、きっとこうして自分のからだと向き合ったり、残り少ない上の子のとの時間を大切に過ごすべきなのだ。いたずらに焦って、本当に今しかできないことを見失っていたように思う。

彼岸花がコスモスに変わり、田んぼの稲が全て刈られて散歩も半袖では寒くなってきた。18時にはもう暗くなって、早くも冬の気配さえ感じる一日一日を、自分のからだを、マインドフルに味わいながら過ごしたい。(39w3d)