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立ち会い出産の記録

分娩に立ち会った夫の発言が新鮮で、「痛いーと言っているうちは生まれなくて、本当に生まれる時は、雄叫びをあげて獣みたくなるんだな…。あの雄叫びは、普段生活している時には見ることのない姿で、3年前のお産の時以来だ」と言っていて、なるほどなと思った。普段は共感力がやや少なめで、もう少しもだえ加勢してほしいな…と思うことも多い夫だが、お産のように自分が全く常態でいられない場面で、冷静に眺めてくれている人がいるのもいいかもな、と感じた。

今回は、運良く3歳の上の子どもも立ち会わせてもらえたのだが、怯えて泣くこともなく、夜中だけど目もパッチリ。「痛いよー」とうめく私の声に

子ども「何が痛いのかなー?」
夫「ママちゃんはね、もうすぐ赤ちゃん産まれるから(腰を押しながら)ここが痛いからね」
子ども「お尻からは生まれないよー赤ちゃんは。おなかだよ!😠」

といったのんきなやりとりが遠くで聞こえて、今自分がいる緊迫した世界とのギャップに癒された。