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オマルの側面に便がくっつく喜び

最近、オマルで便をしてくれる頻度が増えた。オムツなし育児の本に書いてあったような「排泄をする前の仕草」は、残念ながらまだ掴めていないが、ケーススタディの積み重ねで便をしやすい時間は大体わかってきた。午前10時半から11時だ。朝一でオマルに座りおしっこ。その後布オムツにして一度おしっこでおしめを変えて、午前中の便タイムに1回便が出てスッキリお昼を迎えるというパターンだ。

しかし、ここ数日は朝一のオマルタイムで便を出してくれることが増えた。おしっこのつもりでオマルを外すと、ぺったりと側面に黄色い便がくっついていて、おっとなる。底ではなく、側面。つまり、生まれた頃は水溶便だったのが、離乳食が始まったことで固形化してきている。まだうまく消化できていないため、人参の塊やほうれん草の葉など、昨日食べたものが見事にそのまま混ざって見える。時折、ひじきのような黒い繊維みたいなヒラヒラした糸状のものがびっしり便に混ざって出る時もある。ひじきなんて食べてないのに!と最初出た時は慌ててネットで検索したが、異常ではなさそうだ。このひじきは今でも時折出る日があって、「おっ今日はひじき出てるね」ぐらいに見慣れてきた。

今日の便は、黄土色に昨夜食べた絹豆腐の小さなかけらが散りばめられている、全体的に水溶き片栗粉でとろみをつけたようなねっとりとした便。いつもよりやや水気を帯びて艶やかだ。胎便の無臭と違い、物を食べ始めた瞬間から鼻から吸った臭いが喉にぶつかるような、勢いのある臭いに変わった。母乳とミルクだけの生活から、腸内細菌が一気に変化している。

よしよしとほくそ笑みながら、オマルに流水を勢いよく流し入れてから、手首をひねって少し回し、渦を巻く水と共にトイレに便を流して捨てた。