グループ合宿の幹事をしたら気付きが満載だった
3ヶ月前の話ですが、新緑の軽井沢で10人の合宿の幹事をしました。
参加者はいつもはオンラインを中心に繋がっているコミュニティの仲間で全員ママさん。
交流やワークも兼ねた1泊2日の合宿という名のママさん旅行でした。
1泊2日の旅行行程はこんな感じ
この旅行がとーっても楽しかったんです
画面越しで会うことが多い仲間とリアルな時間を共有できる喜び
家事や子育てから離れて過ごせる解放感
学生の頃みたいに時間を気にせず夜までお喋りができる懐かしさ
そんないつもと違う特別な時間がたまらなく楽しかった
そして幹事の私にとってはいつも働いている軽井沢を幹事兼旅行者という目線で過ごしたことで沢山の気付きがありました
やりたい事を発信したら、仲間が集まって実行できた!
合宿のきっかけは、昨年末に私が来年やりたいことリストに「軽井沢合宿をやりたい」と書いたことでした
観光地で働いていると、その地域ならではの魅力や過ごし方を大切な人に伝えたい、一緒に体験したいと感じること事がしばしばあります
とはいえ、私は実行力が弱い
やりたい!と心が動いても、すぐ頭で考えてしまうんです
((子どもとか仕事とかどうするの?予算は?場所は?来たい人いる?独りよがりなんじゃない?))
考えるあまり出来ない理由をつけてアイデアをお蔵入りしてしまうんです
だから、今回もやりたいことリストをコミュニティの仲間に伝えた時も「いつかやりたいんだけどね…」とおよび腰
だけど、そこにいた仲間が私のリストを見ながら「楽しそう!やろうよ!」と賛同してくれたんです
背中をポーンと押してもらったように勇気が湧き「じゃあやります!」と自ら手をあげていたんです
そこからトントン拍子に幹事チームが作られ、参加者が集まり当日を迎えられたのでした
自分のやりたい事を言葉にするって大事
言葉にして言ったり書いて伝えたことで共感する人が見つかり、仲間が集まってやりたい事が実現したんです
言わなきゃ伝わらない
当たり前だけどつい腰が引けてしまう
言い出すにはちょっと勇気が必要だけど、エイヤーと踏み出すことでとっても楽しい経験が経験ができて幸福感に繋がったのでした。
過ごし方はシンプルに考える
予定を詰め込んでしまう地元民
幹事チームで旅の工程を決めている時、特に2日目に回る観光地を決める時、私はいくつかのスポットやお店を提案しました
皆でここに行けたら楽しい、喜んでもらえそう、というワクワク感からの提案だったのですが、詰め込むと1ヵ所での滞在時間は短くなり、そのために移動もあわただしい時間配分になってしまいました
特に今回は10人という大所帯での移動なので車も2台は必要
合宿日は週末という事もあり、道路の混雑も予想されます
そう考えるとあれこれ詰め込むのではなく、立ち寄る所は少なくして過ごす時間をゆっくり確保することになりました
私自身が軽井沢の魅力をたくさん感じているからこそ、来る人には全部教えたい!と欲張りになってしまうんです
これって、地元民ならではのあるあるですよね?
でも来る人達(旅行者)のやりたい事(ニーズ)はちょっと違うのかもしれない
幹事メンバーとのやり取りでそんなことを感じました
旅を特別な時間にする要素は?
今回の参加者は全員がママさん
子どもの年齢に個人差はあるものの、家族と離れて宿泊をすること自体がとっても貴重
参加を決めるまでの家族との調整、自分が不在の間の家事の共有、当日心置きなく楽しめるように家族を含めた体調管理など、出掛けるまでに様々な関門があります
そうなると
旅行当日、仲間と軽井沢にいる しかも宿泊で
それだけで参加者にとってこの旅は十分に特別な時間なのかもしれない
だから、大切なのはいかに多くのスポットを巡るかの数ではなく、
仲間と自由に過ごすその瞬間を楽しむ時間にすることこそがこの旅の価値を高めてくれるのかもしれない
観光地巡りの方法をあれこれ考えていた私は、このシンプルな仮説にたどり着いた時「それでいいんだ」と少し肩の荷が下りると同時に強い納得感を感じました
ネガティブつぶしにポイントをしぼる
旅の実行と参加自体が特別な時間であり、心を満たす体験。
となると、行程はなるべくシンプルに、会話を楽しめる散策やドライブの時間も十分に取る事にしました
唯一抑えたポイントの駐車場と食事の席
空いている駐車場や団体で入れるレストランを探す時間は不安や不満、疲れに繋がりうるネガティブ要素
ネガティブはあらかじめ防いでおこうということで、ランチは駐車場付きのレストランを予約する事にしました
(これも一苦労。というのも繁忙期の軽井沢は回転率をあげる目的でランチで予約を受けていないお店が多く、幹事仲間ががんばって探してくれました。)
事前に抑えておくことで、駐車場探しに時間を使うことなくレストランでも10人が近い席で食事と会話を楽しむことが出来ました
仲間がいたから気付けた、できた
もっとシンプルでいいんじゃない?
軽井沢に行けるだけでもう最高だよね!
そんな風に言ってくれる幹事や参加者がいてくれたから、気付けました
ランチの予約できるお店なんてないだろう…という私の先入観を取っ払ってくれたのも幹事仲間の自由な発想と行動力のおかげ
私の思い付きで始めた合宿だったけれど、色んな人に協力してもらってよかった
そのおかげで準備段階も楽しく、当日もスムーズかつその場を楽しむことというこの旅の本質を体験することができたのです
観光客としての目線
同僚とも家族とも違う仲間と軽井沢で過ごして改めて感じたのは
軽井沢っていい所だなというシンプルな満足感でした
自然があり、木や草花や水を感じる
歴史や文化からの、ここならではのストーリーがあり、ここにしかない店や人との出逢いがある
働いていてその魅力をどう伝えようかを日々考えているけれど暮らしているとついついわからなくなってしまう
この土地の魅力をなぜ感じるのか(WHY)、どうやって体感するのか(HOW)Yを忘れてしまうんですよね
木に囲まれた道を歩く
朝、鳥のさえずりで目覚める
木陰の涼しさを感じる
私にとっては日常になっている在り方一つ一つに仲間たちが感動する姿が私には新鮮でした
そっか、これが非日常で、軽井沢ならではの魅力なんだと観光地の原点に立ち返るような気付きをもらったのでした
来年も開催を期待する声が上がっている合宿
(それだけ楽しかったってことかな?と幹事冥利に尽きます)
まだまだ案内できていないところが沢山あるから軽井沢での2回目開催もオススメよ~とひっそり思っている私なのでした
次回はBEB5軽井沢に泊まるとか
ピッキオのネイチャーウォッチングを組み込むのも素敵よね
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