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2021年キャンプ納め。「寛ぐってなんだろう」を考えた。


大好きな場所で大好きな人たちと過ごす1日。


一年前の誕生日、夫に何して過ごす?と問われ、
面倒を楽しみたい!とプレオープン中の
唐泊VILLAGEを自分で予約した。

温泉宿、ちょっと贅沢してホテル?とも考えたが、豪華な料理をいただく時間を除いては、それぞれが定位置でスマホとアイパッドを触るとい、自宅となんら変わらない構図になりがちだ。

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休みに、うまく寛げない。そう感じたことはあるだろうか?

私は寛ぎ方がわからなかった。キャンプに出会うまでは。

豪華に装飾された空間に身を入れたところで、その幻想は1日こっきりで終わってしまう。贅沢な部屋を出て、いつもの家へ戻った時に感じる寂しさがある。思い出といへば、「お料理が美味しかったね」。観光に興味のない幼児を連れての家族旅行は、温泉に入るか、美味しいご飯を食べにいくか、部屋の造りだけでテンションが上がる空間に身を置き、束の間の非現実世界を堪能することだった。

誕生日は、スマホ三昧にならぬ空間にいきたい、本当に寛ぎたい、と思った。

「そうだ、面倒な場所に行こう!スマホを触る暇がない場所へ!』

前職の知人が転職した会社が運営を行う唐泊VILLAGEを知った。当時は、キャンプ場ではなく、グランピング場としてプレオープンしたばかり。ドラゴンボールに出てくるカプセルハウスに似たインスタントハウスに泊まる。食事は自分たちでメニューを考え、冷蔵庫の材料を使って自由に作る。薪を割り、テントサウナを体験する。思ったよりも薪割りは大変だった。薪を焚べ、焚火で温まる。焚火を囲み、プレオープンを進めるスタッフさんたちと語らう。
スタッフさんたちの働くストーリーに感動する。

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何にもないけど、何でもある。

キャンプの虜になり、春夏秋冬通った1年間。
いつしかキャンプ好きとなり、キャンプとは何かを考えるようになった。

娘はキャンプに行く度に社交的に。
子どもを見つけるとすぐに「お友達になろう!」と声をかけに行く。
驚くほどに積極性を身につけた。
私も負けていない。
娘につられて一声かける。大人のキャンプ友達がたくさんできた。
連絡をとりあい、キャンプ場で再会する。
焚火を囲んで語らう時間
パチパチと燃える炎を見つめる共同体験が
人と人との距離を一気に縮めるのだろうか。

キャンプに来ると、「生きる」の原点に還る。
テントをたて、寝床を作る。
火を起こし、ご飯を炊く。
食う、寝る、遊ぶ。
ただ「生きる」を楽しんでやる。それが私にとってのキャンプだ。


極寒と言われるクリスマス。キャンプ用の暖房器具を持たない私たちは、テント泊にビビり、前日にインスタントハウス泊に変更した。肝心なテントを張らない泊となったが、無理はしない。心と体の心地好い方を選択する。これが「寛ぐ」なのかもしれない。


空も空気も澄み渡る。
星も月も輝く。
大好きな人たちと
焚火を囲める今日に感謝。

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