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田舎暮らしの猫、タマ

こんにちは。sanzoです。
今日は子供のころから実家にいた猫のタマの話をしたいと思います。

田舎の実家には、数年前まで”タマ”という猫がいました。
タマはぼくが小学校1年生になる直前の3月か4月頃に突然やってきました。黒と灰色の縞模様柄の子猫で、いわゆるキジトラという柄の猫でした。大人の猫にいじめられたのかお腹に大きなキズがあり、そのキズが化膿している状態で弱っているところをぼくが見つけて、小学生だった自分がお金出すから助けてあげて、と治療費の相場も知らずに泣いて頼んだことをおぼろげに覚えています。

その後、田舎の数少ない動物病院で無事にお腹の縫合をしてもらい、数日入院をした後に退院してきたこの子猫は、ぼくのお願いもあって家族になりました。

名前はどうするか、、、
家族の中では、縞柄だったのでトラか、呼びやすいタマが候補に挙がっていましたが、弟だけはなぜか「ドラゴン」という名前を付けたがっていました。恐ろしいセンス。
何としても「ドラゴン」だけは避けたかったぼくは、弟にタマのほうがいいと思うと伝え続け、実際に呼ぶときにもタマで統一し始めました。

ぼくの陰ながらの努力が実を結んだのか「ドラゴン」という名前は早々に消え去り、しばらくはトラとタマという名前の2種類で呼ばれていましたが、
確か半年くらいでタマに統一されたような気がします。

晴れて家族の一員になったタマは、実家の隣のおじいちゃんの家へも出入りするようになり、なつくようになりました。

田舎で家の周りが実家の田畑なので、外も家の中も出入り自由な猫です。
お腹が減ったり寒い時などに家に入りたいときは「にゃーにゃー」鳴いて入れてもらい、トイレなどで出たいときにも窓際で「にゃーにゃー」。
※田舎の猫あるあるかもしれませんが、トイレは家の中では絶対にせず、大も小も必ず外の実家の畑に、自分で軽く穴を掘って済ませ、終わったら自分で埋めてました。

玄関や窓などから出入りさせるのですが、問題は外から入る時です。
毎日床の掃除をしていた為、外から入ってきた時でも足などは特に拭いたりしてませんでしたが、雨の日だけは床が泥だらけになってしまうので、家の中に入ってきたところをすぐにキャッチし、お風呂場に連れていって足を水洗いしてました。

大けがをしていた頃から知っているぼくからすれば、飼い猫になったタマが順調に成長する姿は本当に嬉しかったのを覚えています。

後から母に聞いた話ですが、けがをした野良の動物を病院へ連れて行くと、動物保護の観点からけっこう割引されるそうなので、皆様の周りにももしけがをした動物がいたら、お近くの動物病院へ連れて行ってあげてください。
治療費も安くなるし、助けられたその子もきっとそのことを覚えていてくれると思います。

その後およそ20年くらい生きることになるタマは、おっちょこちょいな性格で、いろいろ話がありますので、またの機会にお伝えできればと思っています。

それではまたー。

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