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産前産後ママの心のケア方法、教えます

約10年間、専門的な産前産後ケアの学びを深めてきた指導者がママの心のケアについてお伝えします


産前産後の女性やそのパートナーにはそれまでとは違ったさまざまな変化が訪れます。産後の体や心、パートナーとの関係性、産後うつ…そのような産前産後のさまざまな問題を、多くの女性が一人で抱え、誰にも相談できずに悩んでいるという実態があります。


産前産後ママの心のケアが必要とされているワケ


「産後うつ」はだれにでも起こりうる

産後うつは、出産から1年以内に発症することが多い病気です。日本では約10%のママに、産後うつの症状が認められています。産後1年以内の女性の死亡原因の1位が、メンタルヘルスの問題による自殺であるというデータもあります。ママにとって産後うつは、注意すべき病気のひとつなのです。


10人に1人以上が産後うつになっている

産後にメンタルヘルスの異常が起こる確率は10%以上といわれています。「産後うつ」の状態までいかなくても、それに近い症状が出るママはもっといます。産後は慣れない育児に加えて、睡眠不足が続くなど、心身ともに負担が大きくなる時期。どんな人でも不調が起こりやすい時期です


パパの「産後うつ」も増加中

最近では、パパにも、産後のうつ症状が出るケースがみられます。産後はパパにとっても、慣れない育児に加えて、家族を養うという責任への負担が大きくかかることも原因の1つといわれています

また、ママにメンタルの不調がみられる場合、パパにも同様の症状が見られることが多いようです。ママに比べてパパのメンタルの不調は見過ごされやすく、どこに相談していいのかわからないこともあり、症状が悪化してから気がつくことも…


産後うつと診断されていない隠れ産後うつが大半を占めている

産後2週間から1年程度のあいだに産後うつになったかという問いに対して、「産後うつと診断された」「診断は受けていないが産後うつだったと思う」「産後うつの一歩手前だったと思う」と回答した人は計44%にのぼり、それは初産のあとであると回答した人が約8割というアンケート結果がありました


産後うつになりにくい人の特徴

誰にでも発症リスクのある産後うつですが、産後うつになりにくい人もいます

産後うつになりにくい人の特徴

家族や周囲のサポートが手厚い
健康的な食事がとれている
十分な睡眠が確保できている
適度な運動をしている
自分の時間を確保できている
なんでも相談できる人がいる

やはり、サポートの手厚さや相談できる人がいるママはメンタル不調を起こしにくいことがわかりますよね。早い段階でママの心のケアができる専門家が求められています


産前産後ママの対応で気をつけたいこと2つ


まず、ママは自分1人ではメンタル不調を起こしていることに気づくことができなかったり、乗り越えることができません。そこでママの心のケアができる専門家の出番になります。


状態をこまめにチェック

妊娠中産後の不調が、ただの疲れなのか、産後うつにつながる症状なのか見極めるために簡単なチェックをしていきます。

3の状態が2週間以上続いているなら、決して独断で心のケアをせずに他機関へ相談するようにしてください。


傾聴を徹底する

傾聴力とは、コミュニケーションを通じて、相手を理解するために、話の背景や相手の感情などを深く聴きとるスキルのことを指します。信頼関係や良好な人間関係を構築する際に重要になるスキルです。傾聴は複数のスキルが必要になりますが基礎から勉強することで、初心者でも身につけることができます。


傾聴が上手な人の特徴

聴く力が上手になるために必要な力は大きく分けて4つあります

・相手の本心を聴く力
・姿勢や表情などから相手を理解する力
・相手の話を簡潔に要約する力
・相手に共感を示す力


話を聴くのが上手な人はこれらを意識しながら、自分の意見やアドバイスは決して言わずに、相手の話に集中して、相槌や頷きながら話を聴き、ママの本心を引き出すことができています


まとめ

心理カウンセラーとは、人間関係のストレスやうつ症状で悩んでいる人に対して、心理学とカウンセリングの両方の専門知識で、問題解決に導くスペシャリストです「人からよく相談を受ける」「人の話を聴くのが得意」とされる方はカウンセラーに向いていると言えます。職業としては体をケアしている、セラピスト・助産師・看護師の方はママの心のケアに向いています。


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