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いのちの水、水のイノチ。

わたしは土木家でもありますので、水の力や怖さと貴重なことは痛いほど経験してます。土木は水と断言できます。地震時の地盤や法面・構造物の検討は水抜きには語れません。設計も施工も水が及ぼす影響を心底理解していないと大変な事態を招きます。ようするに水は侮れないのです。

四大というのは「地水火風」を指します。大昔の人々が体験した自然災害である地震・水害・火災・風害に加え、目に見えないウィルスや細菌などの存在を「空」とし「地水火風空」の五大(五輪)と呼ばれることもあります。
この中で最も切実な「水」は生命の存在と切っても切れない関係です。

至極当たり前のことですが、地球は水の惑星といわれています。地球外からみれば、それはそれは美しい水の星でしょう。ガガーリン宇宙飛行士の「地球は青かった」はけだし名言です。人間にはまだまだ知られていない未知の世界があることを「青かった」に込めているのかもしれません。

人間から熱を奪い水分を損なえばたちまち死に至ります。毎年のように起きる自然災害や病気にかかった場合に痛感します。水は海から上がった水蒸気が雲となり雨となって川を流れ、海に還ります。ヒトの命も水と同じで人生という川を流れて、母なる海に還っていくのかもしれません。

命の水と水の命。
今日はマクロな観点からミクロな人間を考えてしまいました。
人は弱し、されど限りなく強し、水のごとく。

沖縄にて・・・

命の水(水)

今日もご覧下さり感謝申し上げます。
沖縄の海は、マリンブルー、エメラルドグリーンでした。

念水庵

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