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文学フリマ岩手8【感想編】


感想編は、勢いと感情重視で書いてみたので、時系列じゃなかったり、客観的事実に欠けてたりします。

前日(6/17)


新幹線こまちに乗って、秋田から盛岡にやってきました。こまちって最初座ってる方向と逆に進むからちょっと間違ってないかびびります。
というわけで、盛岡に着いてまず、会場の下見に行きました。えらい。当日道に迷って到着がギリギリとか遅刻は私あるあるなので、ちゃんと今回は対策として、会場の下見に行きました。道に見覚えがあったので、あれ、と思ったら、前回利用してた会場の隣でした。新しくできたばかりの建物のようでした。
お昼まで少し時間があったので、ついでに盛岡城跡公園にも寄りました。高校生の頃、ここで短歌を詠んだので、懐かしさで、うおーっとなりました。ぜんぜん覚えてないと思ってたけど、案外覚えているものでした。
途中の文房具屋さんに寄って、カルトンを買いました。なかなか見つからなくて、同じ場所を何度もうろうろする不審者っぽい人に見えたかもしれません。カルトンはなくてもいいかな、と思ったんですが、一応感染対策と、あった方がお金のやり取りが楽かなという考えで、準備しました。
駅に戻り、お昼に冷麺を食べました。
ホテルにチェックイン前にコンビニで当日用のお品書きをプリントしました。最初に間違ったデータを印刷してしまい、180円を無駄にしました。
ホテルで緊張と壮絶なバトルを繰り広げながら、明日の準備や設営のイメトレをしていました。緊張のピーク①
夜は眠れたかというと、ほとんど眠れず、気づいたら朝の6時でした。


当日(6/18)


朝ごはんはホテルのビュッフェでミニ瓶丼を食べました。美味しかったと思うのですが、もう既に緊張していたため、あんまり味を覚えてないです。緊張のピーク②
前日に荷物はまとめておいたので、9時過ぎにホテルを出て、会場へ向かいました。少し早めに着きましたが、受付早めに始まってたので、受付はスムーズに完了しました。
ブース準備。ブースの設営は前回の失敗を踏まえ、ブース番号やサークル名を目立つようにしたり、本が目立つようにしたり、いろいろ工夫しました。準備中に緊張ピーク③
新刊のダンボールを開けるときは、割とワクワクドキドキの気持ちの方が強かったです。しまや出版さんを利用したのですが、表紙の紙とか、遊び紙ガチャとか、インクの色とか、文字の場所とかちゃんとイメージ通りに出来ていて、最高でした。誤字1箇所と奥付のQRコードをミスってなければ、もっと最高でした。

開催の瞬間は緊張しすぎて疲れて、逆に落ち着いていました。開催2時間くらいは動きがなく、割と深刻にこの場にいることが許されていないような気持ちになっていました。参加費払ってるので、そんなことは一切ないんですが。すぐに追い詰められたような気分になるのは、私の良くないところではあります。
なんとか声をかけて、見本誌を手に取ってもらっても買うまでいきませんでした。もちろん、買うまでいかなくても、見本見てくれたり、会話してくれたり、しおりもらってくれたりするだけでも、非常にありがたかったのですが、やっぱり自分の作品にわざわざお金を払ってくれる人がいるのかどうかが分からない状況が続くというのはなかなかきつかったです。最初の1冊が売れたときは本当にようやくこの場所にいることが許された気持になりました。私の承認欲求的部分は1冊で十分満たされたので、このあと全く売れなくても、ここに来たかいがあったと思いました。そのあと、最終的には合計6冊売れて、地球上に私の本を所持している人間が6人もいるという凄まじい状況になりました。すごい。

私は基本的に人と話すとき、常に緊張しているため、前回の文学フリマ岩手でまともに会話ができなかったと記憶しています。それに比べると今回は、ちゃんと(かどうかは分からないけど)会話の受け答えができて、他のブースをまわったときに感想を伝えたり、短歌の感想を聞いたり、自分から話しかけたり出来たので、めちゃくちゃ自分の成長を感じる……と思いました。文学フリマは他の人と交流できる時間や空間があるイベントだと思うので、今後も交流できるようにがんばりたいと思いました。
購入いただいた人の1人から、サインを求められました。短歌ジャンル全体を応援してる人っぽかったので、私1人サインを求めてたわけではなかったんですが、サインをするのはまだまだ遠い先の未来の話だと思っていたので、プチパニックになりました。ですが、自分の本にサインをするという体験ができたのでは初めてで、嬉しかったです。
なんだかんだで終了時刻になり、すごく疲れたけど、楽しかったという感情で終われて良かったです。


翌日(6/19)

午前中は、ホテルの部屋に散らかした荷物を整理しながら、前日の余韻に浸っていました。
お昼にうっかり映画『怪物』を観てしまったがために、完全に情報量のキャパオーバーで、本当は盛岡観光するつもりだったんですが、公園でしばらくぼーっとしていました。
我に返って、福田パンがおいしいらしいと聞いたのを思い出したので、買いに行こうと不意に思い立ちました。調べたところ、閉店まで1時間を切っており、突然お土産購入タイムアタックが始まりました。
福田パンは無事に購入できて、ついでに近くにあった石川啄木新婚の家に寄りました。そのあと、駅でお土産を買い、無事に新幹線こまちに乗って、秋田へと帰ることができました。
文学フリマ岩手に参加する前は、次に文学フリマ東京に参加するかどうか迷っていたのですが、次も参加したいと思いました。

目指せ、短歌50首!!!

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