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宏八屋「粒うに」と合わせるワイン

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今話題のじぇじぇじぇの北三陸で育った新鮮なウニの素材を生かして作られた、この粒うに(塩うに)を口に含むと、三陸の潮の香りと濃厚でクリーミーな味わいが広がり、ついつい顔が綻びてしまいます。
さて、それではワインは何を合わせようか?このキタムラサキウニとバフンウニの二種類どちらも個性が有り、合わせるワインも厳密にいえば二種類選ばなければならないと思います。 私は生まれも育ちもこの北三陸なので、圧倒的にキタムラサキウニを食べていますが、相性が非常に良いのがシャンパーニュです。シャンパーニュは基本的に(フランスのシャンパーニュ地方で作られる)黒葡萄ピノ・ノワール・ピノ・ムニエと白葡萄シャルドネの3品種をアッサンブラージュ(ブレンド)して作られる世界で一番高貴なスパークリングワインといわれています。

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まず濃厚なバフンウニに対しては、リッチな複雑味のあるヴィンテージ物やロゼ、ブラン・ド・ノワール(黒の品種のみで作られたシャンパーニュ)が合いますが、今回私が選んだシャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン(シャルドネ白葡萄品種のみで作られた)がキタムラサキウニには絶妙に合うと思われます。白い花や柑橘系、トーストのような香りに金属のようなニュアンスは三陸のミネラルたっぷりな海の幸に程良くマリアージュしてくれます。 北三陸の庶民派ソムリエ的には、この粒うにをクラッカーやトーストにディップしたり、ご家庭なら豆腐の上に贅沢にのせてスパークリングワインと楽しむ事をおすすめいたします。

今回のイチオシ

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ボワゼル
ブラン・ド・ブラン ブリュット (N.V.)
BOIZEL
Blanc de Blancs Brut
標準市場価格:9,000円(輸入元 ピーロート・ジャパン(株))
エペルネ本拠地の家族経営で170年以上の歴史を持つ本格的なシャンパーニュ。
あのサスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督が愛したシャンパーニュとしても有名です。 はじめに白い花の香りの後に熟成感のあるトーストやキノコのニュアンス、そしてミネラル、鉱物的な中にクリーミーで丸い味わいにしっかりしたボディがリッチで緻密。 北三陸の海岸沿いのミネラル豊かな海の幸と、是非合わせて欲しい大変バランスの良い究極の辛口ブラン・ド・ブラン・シャンパーニュ。 ゆっくり、大事な方とグラスを傾けて優しさと円やかさに包まれながら、静かに素敵な時間を過ごしてほしいワインです。

今回のワインに合わせた商品

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宏八屋さんの「うに<粒うに(赤・白)、焼きうに(赤)>」です。
●粒うに(白)
三陸の海で育つ昆布を食べて育つキタムラサキウニ。 とれたてのキタムラサキウニの実をすばやく豊かな味わいの塩うにに仕込みました。キタムラサキウニのやわらかな朱色が食欲をそそります。
●粒うに(赤)
新鮮なバフンウニの殻を静かに割り、鮮度100%のうちに、すばやく深い味わいの塩うにに仕込みました。 バフンウニ独特の鮮やかな朱色が思わず食欲をそそる逸品です。
●焼きうに(赤)
バフンウニを使用しています。 生で食べたい新鮮なウニを贅沢に焼きウニに仕上げました。 ウニ好きの方にはたまらない逸品です。

お酒の肴としても良し!ご飯のお供にするにも良し!
また、様々なお料理の高級食材としても幅広く活躍いたします。御贈答にも喜ばれる豪華な逸品の詰合わせを、是非ご賞味ください!!

宏八屋「【産直】うにギフトセット <粒うに(赤・白)、焼きうに(赤)> 」
販売価格:6,300円(税込)

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坂下 誠 SAKASHITA Makoto

国民宿舎えぼし荘 支配人

経歴
1971 年生まれの岩手県出身。地元高校を卒業後、岩手県久慈市の久慈グランドホテルに21年勤務し、バーラウンジ・レストランマネージャーを経て、ソムリエの資格を取得。 2010年に野田村の村営国民宿舎えぼし荘副支配人に就任。2011年4月からの民営化準備中に、3月11日の東北大震災により約4カ月間避難所に。 その後、2012年にシニアソムリエを取得。 現在は、JSA北東北支部岩手委員及び株式会社のだむら「国民宿舎えぼし荘」の支配人を務め、野田村を始め三陸の復興をサポートしながら、食の魅力を伝える為に奔走中。

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国民宿舎えぼし荘
住所:岩手県九戸郡野田村大字玉川2-62-28
TEL :0194-78-2225
https://ebosisou.com/

(2013.10.10公開)

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