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質素な暮らしは豊かな暮らし

ずっと出張が続いていたので、コンビニ弁当か外食ばかりの食生活が続いていました。

しかし、ここ最近は少し出張頻度も少なくなり、先日は久しぶりに近所のスーパーで割引シールが貼られている食材を買って自炊をし、数日間だけ質素な暮らしをすることができました。

そこで気づいたのが、どちらかと言うと、質素倹約な営みをしている方が、豊かな暮らしをしている実感を持てたことです。

外食は食材の調達も料理もしないで美味しいものを食べられます。食後の洗いものも不要なので時短にも貢献し、何より楽しさがあります。

しかし、外食は便利で美味しくて楽しいけれども、当然それだけ支出も多く発生します。お支払いを終えた時、充足感とともに「今日も外食で済ませてしまった」という背徳感と後悔が沸き上がり、それが痛みとなって精神的な豊かさを侵害しているようです。

それに比べて質素倹約を心掛けた自炊生活は、冷蔵庫に残っている食材を考慮しながらスーパーまで向かい、足りない食材を自分で選んでできる限り安く購入し、美味しく食べられるように自宅のキッチンで調理をすることで、ようやく食事にありつくことができます。

これらの工程を経た後に自分で作った料理を食べるとき、大いなる充足感に浸ることができます。そして外食と違って支出がかさむ痛みもありません。

どんなに仕事で成果を挙げても、報酬が給与である以上は、会社の都合が優先されることから確実な報酬を見込むことはできません。つまり多くの会社員にとって、最も確実に富を蓄積する方法は節約生活を実施して支出を抑えることなのです。

「質素倹約な暮らし」と呼ぶと、何だか貧乏くさい響きがしますが、実践してみるとその実態は精神的な豊かさのある暮らしだと思います。そして、この暮らしを着実に続ければ、経済的にも豊かになれる可能性が出てきます。

世の中には簡単な儲け話などはなく、起業家でもなく組織に属している会社員として過ごしている以上、質素倹約暮らしを着実に続けることこそが、本当の豊かな暮らしを実現できる数少ない方法だと言えます。

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