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【再生屋返上】意識と無意識と人格と

過去最高益など

A社さん:過去最高益、過去最高売上のお客様の決算書が送られてきました。ほんの10年前と比べたら9倍の売り上げ。
利益も出すぎ。
B社さん:出会った2年前まで10年連続(一瞬だけ色々削って黒字にした年あり)で赤字。-5000万円が、昨年+1.5億円、今年+2億円。


再生屋なんてやめてしまえ

A:「4000万も税金払うけどどうしたらええかな?」
うーん・・まずは初月から償却できるものを考えてやな・・・高額なもので4000万とは言わんけど、食ってくれるものを次々先行投資と、あと求人やな・・・
B:「今年2億だから、このままいくとあんなにあった繰越欠損金が無くなった税金払う必要がありますよね。どうしましょう」
そうですね。まずはリースの古くて電気代も高くなってているものを省電力なものにリース組み換えしまくって・・・建物も老朽化している・・・そうだ!LAN配線がカテゴリ5のものがあったら片っ端からやったら回線早く・・・
CさんCさん!LINE広告やりませんか!コスパめっちゃいいですよ
Dさん!節税対策で新会社作って新たなシナジー作って売上・・・
「アカーーン!!!!
わしゃ再生屋じゃ!何を節税おじさんやっとんねん!!!」
ちょっと前まで大赤字だった企業たちが黒字になって、それでもなんとなく続けてたら、知らないうちに起こったことそれは・・・

最近、再生やってねぇよ!

最近、再生やってねえ!!
先日も再生案件があったんですが、初月に
「さんよーさん実は・・・今年って猛暑じゃないですか。だからなんか、うちの商品売れに売れちゃって、、、過去最高の月商で・・・」
「え?じゃあ僕いらんやん!!!」
という事で、新戦略をば・・・
「再生ってなんだっけ!!!」

それにも原因がある

再生で立ち直れるかそれとも立ち直れないか
これは真っ二つだなと思いました。
「どれ、さんよーさんのお手並み拝見」
という方がいらっしゃいます。
これは全くうまくいかないです。
業種問わずの再生屋ですので、どちらかというと変えるのは「人格」だったりします。ですから僕を「プレイヤー」だと思う人の場合はうまくいかないです。
「プレイヤーとして動いてるけど動き方指導」これはうまくいきます。
ですから僕の事を「プレイヤー」としている人の仕事は出来るだけフェードアウトするようにしています。そして僕もプレイヤーとしての仕事は受けないようにしています。結果としては、コンサルに集中する事と、成果の出ないお客様との契約期間が短い事で、成功率が非常に上がってしまったというところがあります。

投資も行けますけどね!!!

ただ、FPでもあり投資家でもあり、会社経営者でもある僕なので皆さん、資産運用とか事業計画書とか、黒字会社のハンドリングの話を聞いてきます。
赤字だった会社が大黒字になって、繰越欠損金までなくなって税金支払う事業者になりそう。。。
地域にとっても会社にとっても社員さんにとっても誠に結構なんですよね。
ただ、
「ボク、再生屋」
と言ってる立場としては
「あれ?どっか再生してるっけ?」
と思う事になって、少し肩書を変えようかな?と思っているところです(笑

ダイエットと黒字の経営者

赤字を黒字にするために必要なのは、経営者自身の所作です。
一つ一つの所作を変えて、「黒字っぽい」経営者になれば黒字になります。社員やお客様のいう事を聞き、勉強会に行ったらその場だけ盛り上がって帰るのではなくて自社に学びを反映し、やらなければならない事を実行する。
それが出来たら誰でも、僕なんていなくても黒字化すると思っています。
僕は今ダイエット中です。14.7キロ痩せました。
何人かから
「体、軽い?」と聞かれます。
全く分かりません。
強いて言えば・・・
全く分かりません。
皆さんも体験ありますよね?
禁煙も、「禁煙してるぞー!」って思ったら、頭の中は「タバコ」だらけですよね。禁煙の成功は、たばこの事を忘れる事だと思います。
ですから、ダイエットの効果を感じるのは、イビキをかいてないんだろうな?って思う朝起きたときの喉の渇きとか(笑)、鏡の前で自分を見たとき(これもそこまで感じない)くらいですかね。
それと同じです。
「あー俺って黒字になるべき考え方や人格だな」
って思いながら経営しているかというとそうでもありません。
そして冒頭の大黒字になった経営者さんも決算書の数字が出てくるまで、いや、今もまだ、「経営ってほんましんどいな」とボヤいてます。
何ら変わっていません(笑 が、決算は黒字になってます。

生まれながらにしてこうですが何か?

変化とは、「生まれながらにしてもともとこうですが?」
くらいのものだと思っています。
ムリヤリに、たばこを辞めるぞ!と毎日言うのとは違います。
経営の基礎をひたすら勉強して取り組んで、数字や社員と向き合ってこそ、黒字経営が定着して、人格としてそれを持ち歩くようになるんだと思います。
「再生屋返上」
再生があまりに短くなりすぎて、再生をほぼしなくなってしまった僕
肩書を変えるかどうかは置いといて、これからもお困りのお客様のご相談にはのっていこうと思います。

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