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事業再生の基本:他社の当たり前を参考にする

事業再生において、どの会社でも僕が行うことについて話してみたいと思います。

とにかく基本が大事

「基本」が何よりも重要です。再生フェーズの企業では、健全な企業では「当たり前」にできていることができていなかったり、間違った慣習が蔓延していたりします。

このような状況を改善するためには、他社の「当たり前」をベンチマークとし、自社の「間違った当たり前」を修正していくことが有効です。

なぜ他社の「当たり前」が重要なのか?

再生フェーズの企業は、長年の業績不振や組織の硬直化によって、視野が狭くなりがちです。外部の視点を取り入れることで、自社の問題点や改善点に気づくことができます。
長年、赤字が続いたりしていると適切な投資やナレッジの獲得が出来ていません。そこで、同業他社の「当たり前」をパクるという行為が有効なんです。

他社の成功事例やベストプラクティスを学ぶことで、

  • まず、めちゃめちゃ格安で信頼と実績がある

  • 業界標準の業務プロセスやシステムを導入できる

  • 効率的な組織運営や人材育成のノウハウを吸収できる

  • 新しい技術やサービスを取り入れるきっかけになる

など、様々なメリットがあります。

自社の「間違った当たり前」を見直すポイント

他社の「当たり前」と比較することで、自社に根付いている「間違った当たり前」が見えてきます。

黒字に不思議な黒字あり。赤字に不思議な赤字無し

これらの「間違った当たり前」を修正することで、企業の体質改善を図り、再生を成功に導くことができます。赤字には法則があります。
赤字の経営者こそ、ペラペラ経営論を話しますが、基本的に発言権はないと思います。経営が変われば組織が変わって業績も変わります。
大きなことは、決算書を見ながら話しましょう

パクる

この記事で言いたいことは、とにかく、同業他社で当たり前になっていることをパクりましょう。
良い経営者の本は普通に市販されています。間違った経営者のたわごとは、本になっていません。ブックオフやアマゾン中古でベストセラーの経営本こそ、100~300円で売ってます。ベストセラーだけに流通量が多いんですね。
正しい経営
正しい運用
それだけで当たり前に改善します。僕は事業再生屋・アウトサイダーとしてしっかりと「いやごめんそれあんたが赤字経営続けるためにやってきたことであって間違ってるから」とか、「赤字作るコツ聞きたくねーから」と一蹴しまくります。

まとめ

事業再生は、他社の「当たり前」を学び、自社の「間違った当たり前」を修正するプロセスと言えます。積極的に外部の視点を取り入れ、常に改善を続けることで、リーズナブル、かつ確実に、企業は再び成長軌道に乗ることができるでしょう。


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