涼を求めて、青い夏を辿る。
木漏れ日が、本を読む手元を照らしている。
ここは私のお気に入りの場所。
じりじりと熱い夏の日差しは、ここにはいない。
大きな木々が蓄えた枝葉にろ過され、ここまで届く頃には角が取れていくのだろうか、優しく、柔らかな日差しが届くので、本を読むにはちょうどいい。
時折、吹き抜ける湿気を帯びた風が、夏の匂いを届けにやって来る。
風も光も、ただ優しく、柔らかい。
この場所の自然は、私の味方なのだ。
じりじりと焼けたアスファルトの街をやっとの思いで通り抜けると、
小さなオアシスに辿り着いた。
水音が涼しい。
冷たさが恋しい。
喉が、肌が、水分を求めた。
夏はまだまだ其処此処で
じりじり焼いたり
むしむし蒸したり
暑さの疲労は溜まるもの
火照った肌を休めましょ
ひんやり冷たいこちらをどうぞ
特にやることもない晩夏の休日、
蝉の声だけがうるさい昼下がり。
窓際に寝転がって、空を見上げた。
青い空に白い雲が綺麗だ。
しばらくぼーっと眺めた後、うつらうつら、眠気に任せて目をつぶると、瞼の中に雲の残像が浮かんだ。
いつのまにか夢の中。
私はあの日の夏の空の中にいた。
君に自由をあげよう。
空中に解き放つと、
一瞬青空の中に溶け込んで、
そして太陽の光をいっぱいに反射して、
キラリと笑ったように見えた。
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弊社【Instagram】にてご紹介してきた中から、「夏」を感じる写真と、その写真に添えたキャプションを集めてみました。
製品にオリジナルデザインを施し、こんな感じで投稿を続けております♪
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↓ 前回の投稿は「桜」でした（だいぶ前！）
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